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素晴らしい人生のために/今日の応援歌
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[増刊] [54] [55] [56] [57]  2001年 3月発行分    

[54+]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2001.03.07
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 54+ 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。

ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2001 vol.54+---
[食べ物に関する言葉の東西比較]
ヒュ―マンコミニケ―ションセンタ― 中村豊秀
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先日「お笑いコミュニケ―ション」で、東京と関西の「笑いの文化」の違いをご
紹介しましたが、今日は又、「食べ物に関する言葉の東西比較」ということで、
面白いことを聞いたので、関連した話題ですから、ご紹介したいと思います。二
つあります。

「糸こんにゃく」について

「東京では、おでんに糸こんにゃくはあまり使わない」と大阪で言ったら、「嘘
や、入れとるの食うたで」と言われた。これは言葉の意味の違いである。ちなみ
におでんのことも、大阪では関東煮という。

大阪で糸こんにゃくとは、こんにゃく芋をすりつぶしたものを、小さい穴から圧
力をかけて成形した食品のことで、素麺くらいの太さのものをいう。
この、大阪でいう「糸こん」を東京では何というか。「シラタキ」という。勿論
すき焼きやおでんに欠かせない食材である。

一方、東京で糸こんにゃくとは、四角いこんにゃくを、ところてんを作るのと同
じ要領で突き出した食品をいう。やや太めのうどんくらいで、主にゼンマイやひ
じきなどを煮る時に入れたりするのである。

では、東京でいう「糸こん」を大阪で何というか。大阪でも食べたことがあるか
ら、同じ食材があることは間違いない。然し、なかなかわからなかった。
いろいろと聞いたら「突きこんにゃく」という言葉を発見した。確かに、ところ
てんを突くのと同じ製法だから、この命名はうなずける。

「炊く」と「ゆがく」の違いについて

これから冬に向かうと、大根を薄口醤油で炊いたものなどが恋しくなる。
さて、この「炊く」という言葉。東京ではこうした場合「炊く」はあまり使わな
い。一般に炊くという言葉は「ご飯を炊く」という時にしか使わないのである。

東京では、ご飯以外のものは「煮る」を使う場合が多い。「魚を煮る」「大根を
煮る」というように使う。ただプロの料理人は「炊く」をよく使う。
というのは、彼等は懐石料理の本場の関西で修業を積んだ人が多いからだ。
語感からいうと「煮る」より「炊く」のほうが美味しそうで最近はそれを使う人
が多くなってきたようだ。

ところで関西には「ゆがく」という言葉がある。お湯で煮ることだが、東京では
たいていの場合、「ゆがく」を使わず「茹でる」という。
「ゆがく」という言葉はないわけはないが、ゆがくには「ごく短時間」というニ
ュアンスが東京人には感じられるので、ミツバやセリなどを「さっとゆがく」と
いうように使う。
関西に比べ「ゆがく」の使用頻度は低いのである。

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【 お知らせ 】

パソコン移設のため、次号の発行が遅れるかも知れません。なるべく定時発行を
心がけますのでご了承下さい。

★バックナンバ―を公開しました。
しばらく手を抜いてしまいましたが、バックナンバ―を全て公開しました。
次のホ―ムペ―ジ上で見ることが出来ます。テ―マの一覧表も付いていますの
でご利用下さい。なお、転載は全て自由です

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[54]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2001.03.14
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 54 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。

ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2001 vol.54---
テレビ寺子屋 「定年後は趣味に生きる」 評論家 俵 萌子氏
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人間には趣味というものがある。私も子供の時から絵を描くのが好きで将来は絵
描きになりたいと思っていた位です。ところが人生いろいろあるもので、そのう
ち新聞記者になり、それから物書きになり、結婚して子育てと仕事に追われて、
そんなことをやる余裕が無かったのです。そのくせ人様には趣味を持つことが大
切だとか、何十年と話していたのですが、心の中では自分でも絵を描いてみたい
という夢をずっと持ち続けていたのです。それで子育てが終わったので、絵を描
き始めたのですが、そのうちに粘土をある人から頂いてこねていると、だんだん
と面白くなってきたのです。一人ではつまらなかったので、何人かの方と教室を
作ってみましたら、いい友達がたくさん集まってくれました。趣味は自分だけじ
ゃなく、仲間と一緒にやると楽しみが倍増し、作品もいつしか沢山できてきまし
た。

又私は日本だけじゃなく、世界各国をいろいろと歩き回ってますので、好きなも
のを集めてきました。やがてそれが一杯溜まったので、小さいけれど俵萌子美術
館を作ったのです。丁度5年になります。絵や焼き物や私の書いた本も60冊に
なったので、それも展示してます。そして長年の夢だった自分の本の装丁も自分
で書いてみたいというのが叶ったわけです。今ではその本の装丁と、原画を並べ
て展示したりしてます。
その1階のロビ―に月のうち半分くらいはおりますので、求められたらサインな
どもしてます。最初は子育てが終わった50過ぎの女性客が殆どでした。男性は
最初はチラホラでしたが、5年経った最近は変わってきました。

もともとセカンドライフを楽しむという目的で美術館を作ったのですが、そのロ
ビ―から見ているうちに気がついたことがあります。世の中の世相を観察してい
るうちに、こういうことが特徴だなと思ったことが三つほどあるので、そのこと
をお話ししたいと思います。

1.最初は男性は来なかったが、最近は来るようになった。駐車場まで、奥さん
を送ってきて、そのまま車の中で待っているのだ。そこでそこまで出ていって「
どうぞ、中にお入りになりませんか」と勧めてみたのですが、「いいえ、私は結
構です」といって断るのです。そういう人が結構いるのです。
入場料500円がもったいないので、自分は運転手だけで、奥さんが出てきたら
又乗せて帰っていくのだ。正直言って私としては、いや―な気持ちがしました。

何か見てみよう、という好奇心が男性にはないのかなと思った。講演会なども女
性の方がはるかに多い。男性は少ない。てっきり好奇心が少ないのかなとばかり
思っていたのだが、最近は少しその考え方が変わってきた。つまり、男性は働き
疲れて、元気がなかったのだ。それで妻が見ている間、車の中で昼寝をして休み
たかったのではなかったかと思うようになりました。

最近は夫婦一緒に入ってくるようになってきた。そして男性が独り言をぼそぼそ
言いながら帰っていくことがある。「そうか、この人も50過ぎてからこれだけ
やっているんだな。俺にも定年後何かできるかも知れないなあ」

私の本を販売しているコ―ナ―もあるが、男性がどんな本を買うかなと見ている
と、殆どが「人生に定年はない」という、比較的新しく出した本である。女性は
殆ど買わない。そして照れ臭そうにサインしてくれますかと、おそるおそる差し
出すのである。今まで、定年後の問題意識がなかった。それがはっきり変わって
きた。改めて模索し始めたと思う。これはいいことだと思う。燃え尽き症候群と
なって寂しく消えていくのとは、全く違うと思う。

2.来館する個人も増えたが、同時に団体も増えてきた。やはり50代の女性が
多い。今全国的に絵手紙の同好会がブ―ムになってきている。その団体が、埼玉
や、茨城といろんな所からいらっしゃる。
私も絵を書くのが好きなので葉書に一寸絵を書いてよく出します。作品について
は、上手、下手は問題にしないで展示することにしている。
絵手紙の小池先生の言葉で私の好きな言葉で、「下手でいい。下手がいい」とい
うのがあるが、私も全く同感です。私の絵を見て、「あら私よりも下手な絵を描
く人もいると思って、安心する人がいたらその方が嬉しいと思っているのです。
子育てが終わった女性達が趣味で、俳句や短歌をたしなむ方が多くなってきたと
思います。2回ほどゆっくりとみ終わってから、庭に出て、スケッチブックを取
り出して、写生をする人もいらっしゃいます。
私の庭は素晴らしいところです。夏は蛍が飛び交うせせらぎが流れて、周りは森
のなかで、いろいろな花が咲き誇っているのです。それを写生して、嬉しいこと
にそれを絵手紙で送って下さる人がいて、そこから又新しい友達ができていくの
です。そういった楽しみを見つけだして、旅を続けているのです。

3.いい面も沢山あるのですが、三つ目に団体旅行のマナ―に関して疑問に思う
ことがあります。電話で予約があり、20人、30人といらっしゃることがある
と、できるだけその時はいることにして、ご挨拶することにしているのですが、
いきなりだだっと駆け込んできて、途中が混んでいたので、時間がなくなったの
で、ここでは10分だけです、と言って、トイレだけ済ますとそそくさと出てい
くのです。まるでトイレの為だけに寄ったみたいです。

外国でも何べんも見たことがありますが、日本人の団体がル―ブルに折角来ても
、たたっと駆け抜けていくように見ていくのがあります。これでは、何を見たか
、感じたかではなくて、どこに行ったか、行かなかったかの問題ではないかと思
います。旅行社の方でもみんなのことをもう少し考えて、午前中にこの二つは無
理だ。ここは一つじっくりと見るようにするとかするべきだと思う。又、客の方
も全てお任せではなく、ここをぜひ見たいとはっきり注文すべきだと思います。

そうするのが本当の意味で豊かな人生を楽しむということになるのではないでし
ょうか。はっきりと主張すべきことはするべきです。
美術館の中から見ていると、世の中が変わってきたなと思います。男性も女性も
ゆっくりと楽しむようになってきたと思います。

東京から日帰りでやってくる団体があるのですが、ゆっくりと見終ってから、次
は陶芸教室で20人くらいで泥遊びをして、帰りには近所の農家の直売所で野菜
を買って帰るという人達がいます。

又美術館の中から観察していつかご報告したいと思っています。

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[55]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2001.03.21
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 55 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。

ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。
----------◆CONTENTS◆------------------------------------2001 vol.55---
「命の大切さを身につけるには感覚で受け止め、体得するものだ」
ヒュ―マンコミニケ―ションセンタ― 中村豊秀
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相変わらず17才の少年による母親殺しとか、若い母親が赤ん坊を投げ落として
殺すとか、或いは両親で子供を非常識とも思われる厳しい折檻の上、死に至らし
めるとか、全く想像を絶するような事件が相次いで起きていますが、何とかなら
ないものでしょうか。特に肉親の間での殺人では、やり切れません。

われわれ天風会の会員は、吾が生命は神仏(宇宙霊)の生命と通じている。尊い
生命の流れを受けている。生かされている尊い命ということを十分に認識して、
常に感謝の気持ちで生きているが、世間一般に余りにも命の尊さを知らずにいる
人が多く、嘆かわしいことと憂慮している。

つい最近読んだ、上野動物園の元園長の中川志郎さんの大変興味あるお話をご紹
介します。

最近強く思っていることは、次世代の担い手である子供達に、生き物の命の大切
さを伝えていきたいということです。ではなぜ「子供達に」なのかというと、大
人になってからでは遅いからです。

命の大切さというのは、感覚で受け止め体得するものであって、頭で考えること
ではありません。感じてもらう以外にない。理屈ではなく、感覚として身につけ
なければならないのです。その為には、感性の鋭い子供のうちに、本物の命と触
れ合う経験が不可欠です。

その肝心の点は、知識は教室や本でも教えることができるけれども、感覚は他人
が教えることはできないということです。
感覚として子供のうちに身につけるということが、いかに大切であるかというこ
とを、動物の子供たち、虎を例に説明します。

虎は小さな子供の頃、お乳を飲むために両手で母親の乳房を揉むのですが、最初
は爪を引っ込めることができなくて、乳房を爪で刺してしまいます。すると母親
はその子供を蹴飛ばして、二メ―トルもぶっ飛ばしてしまいます。しかし、子供
はなぜ蹴飛ばされたのかがわかりませんから、また同じことをします。
だから又同じように蹴飛ばされる。これを何度か繰り返すのです。そうしている
うちに、理屈ではなく感覚で、爪を引っ込めるということを体得するのです。

すると今度は乳歯が生えてきます。この乳歯がものすごく鋭いのです。子供の虎
はその乳歯で乳首を噛んでしまいます。これには母親もたまりませんから、今度
は子供の首筋を血が出るぐらい噛むのです。しかしこれも、最初はなぜ母親に噛
まれたのかが、子供にはわかりません。だからギャ―ギャ―泣いて、また乳首を
噛んでしまいます。そして又首筋をいやというほど噛まれる。これを何度か繰り
返すうちに、子供達は自然に歯を立てずに下ベロを巻き、口の中を真空にして吸
うというやり方を、感覚的に体得するのです。

ところが、生後間もない病気などで、人間に育てられた虎は、健康に育っても殆
どは群れに戻ることができません。どうしてかというと人間に哺乳瓶で育てられ
た虎の子は、爪と歯をコントロ―ルする感覚を体得することができないからです
。群れに戻しても三日ともちません。子供同士がじゃれ合って遊ぶ時に、人間に
育てられた虎は、爪と歯をコントロ―ルすることができないので、無意識に仲間
を傷つけてしまうのです。そして群れ全体の顰蹙を買い、爪弾きにされて、ます
ます凶暴になっていきます。これは、虎が虎としての感覚を身につけることがで
きないゆえの悲劇です。

そこで今度は、子供の頃に生き物の命と触れ合う経験のなかった人間が、一体ど
うなるのかということを考えてみてほしいと思います。
動物だけではありません。植物も含めた自然、生き物の命と、感覚が鋭敏な子供
の時期に触れ合うことがなかった人間は、人間に育てられた虎のごとく大切な感
覚が欠落しています。それは、命がかけがえのないものだということについての
、理屈抜きの感覚、実感です。それは先程も言ったように教えることができませ
ん。感じてもらう以外にない。

ですから、人間が最初に身につけなければならないのは、生き物としてのそうし
た感覚であるわけです。感覚で受け止め、判断することができる。それがヒトで
す。その感覚がベ―スにあり、家庭や社会、学校で教育を受け、文化的知識を身
につけることで、今度はヒトが人になり、さらに社会生を身につけることによっ
て、人が人間になるのです。

以上が中川さんのお話しですが、私は更にその上で、どうしたらよい人間関係を
作れるかというのに、話し方の研究がいかに重要な役割を占めているかというこ
とを、35年の経験を踏まえて、少しでも多くの皆さんに判ってもらいたいと日
夜、努力を続けているわけです。

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[56]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2001.03.21
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 56 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。

ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2001 vol.56---
テレビ寺子屋 「独り」が大切 数学者、大道芸人 ピ―タ―フランクル
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今日は「独り」でいることの大切さについて、お勧めしたいと思います。
日本語ではひとりというと、一人というのと、独りというのと二通りあります。
私のいうのは独りの方です。
一人でいると寂しいとかいうことではなく、誰にも助けて貰わずに、自分独りで
判断して何か行うという意味です。

独を使った熟語では、孤独というのは何か、寂しいというイメ―ジがありますが
、独立とか、独特とかにはプラスのイメ―ジがあります。

19世紀のハンガリ―のある詩人の書いた詩の中に「どんな人間にも、他の人間
とは全く違うその人だけが持っているいいものがある」という私の好きな一節が
あります。

ちなみに「一年の計は元旦にあり」と言っていろいろと決心しますが、果たして
折角立てたいい計画を、その後実際にどれだけ実現しているだろうか。その後が
どうなってるかと、独りで静かに反省したり、考えたりしているだろうか。
自分で決めた目標や、計画をどうしたら達成できるか考えることが大切なのだ。
そうすることによって達成することができた時の達成感が大事なことなのだ。

私はかって70キロ以上になっことがある。かねがね65キロがベストだと思っ
ていたので、ダイエットに挑戦したことがあるが、その時の自分なりの方法で決
めた鉄則があります。それは毎日必ず起きた時、寝る前と二回、体重を計ること
です。昨日は一寸食べすぎたから、明日計ろうとか一寸でも手を抜くと、忽ち悲
惨なことになるので、鉄則として守り通した。同じ考え方を他のことにも応用す
るのだ。

目標、その他を毎日かならず独りになって考える習慣をつける必要がある。
例えば、英語を今年こそはマスタ―しょうとするが、毎日忙しくてなかなか進ま
ない。折角決めたらやらないといけない。自分で決めたことを成し遂げた時の達
成感こそが、大きなプラスに働き、その逆はマイナスとなってしまう。

必ず毎晩独りになって反省する。それには鉄則として日記をつけることだ。
風呂に入っている時は、テレビも音楽もなく間違いなく、独りになれる。他の障
害がないので自分の考えを纏めることができる。今日は何をやったか。目標にど
れだけ近づけたか。すると何とかしなきゃという気持ちが湧いてくる。
家から駅まで歩いて15分かかるとしたならば、その間考えるのだ。

現在はいろいろと便利なものができてきて、なかなか独りになる時間が取りにく
くなってきている。折角何かしょうと思っても、ついテレビを見てるうちに夢中
になってしまって、後悔する。又最近は携帯電話が邪魔をする。情報のやりとり
や、Eメ―ルもできてたしかに便利にはなったが、その逆効果も馬鹿にはならな
い。昔は、新幹線に乗れば、その間は静かに読書したり、考えることができたが
、最近はそうはいかない。コンピュ―タ―を持ち込んだり、デッキにでたら、5
,6人携帯電話をかけている。道に迷ったりしたら、どうしょうか、どちらの方
に行こうかと昔は考えたものだが、今はすぐ携帯で聞く。仕事で出張している先
で何か問題が起きた時、自分で判断して判断したものを、今ではすぐ携帯で上司
の指示を受けている。本当の意味の達成感が味わえない。

日記をつけるとは、朝何時に起きて会社に行き、仕事をして何時に帰ってきて、
食事をして寝る。これだけでは寂しい。明日は誘いを断って早く帰って、家族と
一緒に食事をする。決心が固まったら、それを書くのだ。
英語の上達を狙うなら、英語を使って日記をつけることだ。最初は単語だけでも
いい。下手でもいい。少しづつでもいい。何しろ自分の人生を書いているのだか
ら、一番必要な単語を使う。わからなければ辞書を使う。だから一番役に立つの
だ。外国に出てから自己紹介が一番大切なことだ。初めての人に自分を判って貰
うための自己紹介が自分の言葉で話せるのはすばらしいことだ。

独り言も効果的な方法である。それも、できるだけ英語で独り言をやってみるこ
と。例えば新幹線を見た時、It's a train でもいいし、又は express train
でもいいから言って見る練習をする。単語でも、短いフレ―ズでもいいから思い
ついたことをすぐ口に出してみる訓練です。
独りの時は充電の時間と考えたらいい。一つの過程である。独りで練習していた
ら、他の人とも楽につきあえる。

私がいろんな大学で勉強したのですが、いろんな友達がおりましたが、別れて数
日後までに大きな発展、例えば演劇を見た、本を読んだ、あるいは数学の新しい
問題を解いたりして、その結果を話し合う。その話題を豊富にするように努力す
るのだ。

映画も友達と二人で見ると、ついおしゃべりをしてしまって肝心の映画の内容が
おろそかになる。そこで二人が別々の場所で映画を見る。そしてあとからお互い
に感じたことを話し合う。恋人とも同じやり方で見る。テレビを見ても自分であ
とから、何を見たか。何を訴えていたかを話し合う。

結論として、何を得ようとしているのか。
1.考えることがもっと上手になる。日本人は数学の世界でも、計算とか、暗算
の能力はすばらしいものを持っているが、考える能力においては、かなり遅れて
いる。これを強くする必要があるのだ。

2.どうもいまの日本人を見てると自信がないように思える。自信をつけるには
独りでやることだ。そしてやれたら自信がついてくるのだ。

この二つの目的を達成するために、私は是非皆さんに独りになる、そして独りで
考える習慣を身につけて貰いたいと思うのです。

さいごに私の知人の女性のことを紹介しょう。その人は子供と毎晩10分間、い
ろいろと今日一日のことについて話し合う。学校であったこと、嬉しかったこと
、楽しかったこと。又二人でどこかへ行ったあと、それぞれに感想を語り合う。
そしてその中から、ああこれをこの子供に教えなければいけないなとか、反対に
子供との会話から、新しい感性を受けるということをしているそうだ。

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┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2001.03.28
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----------◆CONTENTS◆------------------------------------2001 vol.57---
[教育の正常化は国語の正常化から]
ヒュ―マンコミニケ―ションセンタ― 中村豊秀
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今盛んに教育論議が取りざたされていますが、なかなか一朝一夕にというわけに
はいかず、その間にも現実にいろんな問題が起きております。

先日、日本漢字教育振興協会事務局長の土屋秀宇(つちや・ひでお)先生の書か
れたものを拝見しましたが、私の専門である言葉に関連のあることで、非常に興
味ある内容でしたので、ご紹介したいと思います。

土屋先生は千葉県の公立小学校の校長として、教育が抱える深刻な問題と向き合
っていられる方です。

兎に角子供達に今、元気がありません。生命の根っこに当たるものが、年々弱ま
ってきているのを私は痛感しています。

まず言えることは今の教育は「人間は言葉の動物である」という認識に欠けてい
るということです。言葉は人間だけに与えられた神様からの贈り物であり、子供
達の生命の根を養い、心の珠を磨く道具です。
ですから、言葉をしっかりと教育することによって、人間らしい心を育てること
ができるのです。にもかかわらず、今の日本では、家庭も、幼稚園・保育園や学
校も、それが十分にできていません。

その大きな要因の一つとして、現在の国語教育の問題があります。 国語教育の
正常化なくして真の教育の正常化はありえない、というのが私の信念ですが、今
の矛盾だらけの国語教育では、とても子供達を正しく導いていくことができない
のです。

ある読み仮名のテストで「地面」という漢字に「ぢめん」と読み仮名をつけた生
徒がいました。「地球」の「地」だから、「ち」に濁点の方が正しいと考えたの
です。しかし現代仮名遣いでは、「じめん」と書かなければ〇は貰えません。
理にかなったこの生徒の答案は×になってしまいました。

(中村 豊秀 注 ちなみにワ―プロでは、「じめん」でも、「ぢめん」でも変
換したら、「地面」となります)

漢字と平仮名を交ぜて書く「交ぜ書き」の弊害もあります。小学校には学年別配
当漢字と配当音訓があり、それ以外のものは平仮名で表記しなければなりません
。そこで、低学年では「一ぴき」「二わ」「こう水」「と計」といった書き方を
習うのです。

そうすると、例えば「予防注射」という言葉では、一、二年生は配当漢字がない
ので、「よぼうちゅうしゃ」と全部平仮名表記で覚えさせられます。これが三年
になると「注」が配当漢字に加わるので、表記は「よぼう注しゃ」となる。
四年生は「予」が加わって「予ぼう注しゃ」。五年では「予防注しゃ」。六年で
ようやく「予防注射」となります。子供は結局、六年間で一つの言葉を五回も勉
強し直さねばならないのです。 と
平成四年度から、こうした交ぜ書きの弊害を改めるべく「時計」のように振り仮
名つきの提出が認められるようになりましたが、先生方は旧態依然です。

別の漢字への書き換えも問題です。
当用漢字時代、漢字の使用を制限したために、それ以外の漢字は別の語に書き換
えさせられ、その結果意味の不明確な熟語が、たくさん出てきてしまいました。
月が蝕まれるように欠けていく様子を表した「月蝕」は「月食」。熱い火を表現
した「熔岩」は「溶岩」。火で部屋を暖かくする「煖房」は「暖房」。これでは
子供達が、言葉に込められた本来の意味を、理解できなくなってしまいます。

他にも挙げればきりがありません。国語は日本人としての精神的な骨格を作る、
一番の基本なのです。今の子供達の乱れは、こうした国語の乱れと決して無関係
ではないと思います。矛盾だらけの病んだ国語を教えて、子供達が正常に育つは
ずはない、と思うのです。

現在の教育でさらに見直したいのは、教育を施す時期と内容と方法です。
昭和四十年、私は、時実利彦先生の大脳生理学について書かれた本に出会い、目
から鱗が落ちるような思いがしました。
そこに示されている人間の脳の発達の過程と、教育のプロセスを照らしてみた時
、教育の時期と内容と方法が、脳の働きにまったく適合していないことに気づい
たのです。これではいくら一生懸命に教育をしても、うまくいかないのは当たり
前です。

小学校一、二年生の教室に行くと、室内はほとんど平仮名だけの空間になってい
ます。これには、子供達にとって漢字は難しく、平仮名は易しいものだという固
定観念が働いています。実際はその逆で、子供達にとっては抽象性の高い平仮名
よりも、一つ一つの形に特徴があり、意味を持つ漢字の方が断然覚えやすいので
す。

文字に対する人間の脳の反応を調べると、平仮名、カタカナをはじめ、世界中の
あらゆる文字は、すべて左脳で認識されます。しかし、唯一漢字だけは、左脳と
右脳の両方で、同時に認識されることが分かっています。

人間の脳は、幼児期には、右脳が優位に働いており、大人になるにつれて次第に
左脳優位へと変化していきます。ですから、右脳優位の子供に漢字を与えること
は理にかなっており、乾いた砂に水がしみ込むように、どんどん覚えられるので
す。

にもかかわらず、漢字を与える最適期にある幼稚園や保育園では論外とされ、小
学校でも一年生の配当漢字は、わずか八十字しかありません。脳の働きから見て
、子供達には、本当はもっとたくさん読める能力が備わっているのに、実に残念
でなりません。

今の日本の子供達は、日本人としての精神的心棒を無くしています。それは、彼
等のために、精神的心棒を与えてこなかった私達の責任です。これからは漢字と
併せ、さらに古典の普及にも取り組み、子供達のなかに日本の文化を浸透させ、
失った精神的心棒を取り戻してやりたいと思います。

日本がこれからも世界でリ―ダ―シップを発揮していくためには、人材で勝負す
る以外に道はありません。
正しい言葉の教育を通して、立派な人間を育てていけば、わが国はきっと、かっ
てのように立派な国に戻れるのではないでしょうか。

そんな祈りを込め、これからも私は国語教育の正常化を通じて、日本再生へ微力
ながら貢献して参りたいと思います。

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IA magazine 素晴らしい人生のために 毎週水曜日発行(週刊誌) No.57

発行■インプットアルファ http://www.futaba.ne.jp/~ko-ko/index.html
責任■小林 高一 ko-ko@futaba.ne.jp
執筆■ヒュ―マンコミニケ―ションセンタ― 中村豊秀 LDJ04070@nifty.ne.jp
配信■まぐまぐ 0000026706 http://www.mag2.com/

Copyright(C) 2000-2001 Toyohide Nakamura All rights reserved. 無断転載禁
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