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素晴らしい人生のために/今日の応援歌
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┠●┼┨ 発行/2001.07.04
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 71 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。

ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2001 vol.71---
テレビ寺子屋 「17才の本音」 教育評論家 尾木 直樹先生
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今日のテ―マは子供達の苦悩、17才の苦悩とは何かということについてお話し
してみたい。どうしてこんなテ―マを選んだかと言うと、2000年から200
1年にかけて、相変わらず17才の少年による事件が相次いで起こっているので
、それを全く別の視点から、考えて見ようと思ったからです。

子供達は一体何を考え、何を悩んでいるかが、わかってくると、それに対して家
庭、学校、社会がどう対応していくべきかが、見えてくると思う。

現在子供達の危機の問題について、何が一番問題かというと、さまざまな凶悪な
事件が起きてるが、それを見ている普通の子供達がどう思っているかが、大事な
ことなになってくるのです。

去年ある高校で、PTAのお母さん達と、17才の子供達にアンケ―トをとりま
した。質問は17才の少年達の凶悪な事件についてどう思っているかということ
です。
親達は、自分の子供達の年令が近いから心配しているのが80%、そういう犯罪
は、許せないというのが63%といってます。
ところが子供達は、加害者の少年達の気持ちが判るというのが45%あるのです

問題は、被害者の辛さが判るということじゃないということです。加害者の気持
ちに共感するというのが、半数近くいるということです。これは重大なことだと
思います。

次に、少年による事件が相次いで起きてますが、危険感を感じますか。に対して
親達は、そう感じるというのが40%、子供達は、そう感じるのが30%です。

子供達が加害者の気持ちが判るといってるのが、半数もいる、ここがポイントで
す。

自分の子供達が何を考えているのか判らないと答えているお母さんが、総務庁の
全国的な調査で、37%という結果がでている。
次に子供達をうまく叱れないというのが35%。

更に子育てに関して途方にくれているというのが26%。4人に一人である。子
育てがうまくいかないと言ってるのが増えてきている。悩むとか、思案するので
はない。困り果てているということである。皆、SOSを発している。

それでは子供達の悩みというのを分析してみよう。
去年の各テレビでの討論会や、座談会のテ―マを調べてみたら、「どうして人を
殺したらいけないのか」「命の重さて何ですか」等々が非常に目だってきている
。私達の年代なら、そんなこと当たり前すぎて、今更言うのもおこがましいと思
うような、いわば社会の大前提とも言えるようなことが、取りざたされて、本の
タイトルになって多く出ている状態だ。つまり今まで常識と言われていたことが
、改めて問い直さなければならないという時代になってきているのだ。

ある17才の少年がこう言ってる。「誰でも一回位、誰かを殺してやろうとした
ことがあるだろう。少年達は何も特別ではない。誰でも罪を犯す可能性を内に秘
めている」

私達は何か事件が起きると、例えばいじめだとか、殺人とかがあったら、すぐに
「命の大切さを教えましょう」「いじめというものは決してあってはならないと
教えましょう」と真正面から取り組もうとするだろう。特に学校の先生なんかす
ぐそう言うと思う。ところが、これが実はかなり違うのだ。

ある少年はこう言っている。「人の命は大切だから、人を殺す行為がでかいウエ
イトを占めるのじゃないか。一番価値のあるものを自分が破壊することは、大き
なパワ―を秘めてる気がして、命が大切だから事件がおきてしまったような気が
して」
つまり、もし命が軽かったら誰も殺したりしないだろうと言っているのだ。
命が大切だから人殺しをしたのじゃないかと。
社会が絶対許るさないということをするのは、大きなパワ―がいるだろう。又
猛烈な批判を受けるだろう。だからやってみたかったのだ。と言ってる。

別の少年はこう言っている。
「大人の世代にはわからないかも知れないけれど、僕等には殺したいという気持
ちがあってもいいような気がする」

こういう心理というのは、一般の子供達はどういう反応を起こすかと調べるため
に、ある先生が子供達に作文を書かせました。
ある男の子は「殺人には絶対共感することはないと思っていたけれど、彼のよう
に強い衝動が起きてきたらどうしょう、果たして押さえ切れるだろうか、自信が
ない自分が怖くなる」ここまでの心理に、今子供達は追い詰められている。殺人
を犯しかねない自分を意識している。

こういう心理になる背景について、ある女子高校生は次のように書いている。
「親の世代は高度成長の時代で、世の中全体が理想に向かって進んでいた。私達
の世代は生まれた時から欲しいものは何でも手にはいり、勉強できる環境があっ
て幸せだと言われる。だが一体何が幸せなのか判らない。学校に行き、そのうち
働かなければならない。その先にはリストラ、倒産と疲れきった大人達の顔が待
っている。高齢化や、温暖化など未解決のままの問題が自分達に回ってくる。
学校に行き、受験するという当たり前のような流れに、どこかでストップをかけ
たがっている自分がいる」こう言っている。

つまり私達の時代と違って、現代の子供達は社会という構造が、こうなっている
いうフレ―ムが見えないのです。そこから不安になってくるのです。

先日私は15才になる娘と一緒にあるドラマを見ていたのです。「バブル」とい
う題名です。土地の値段がどんどん上っていき、ビルを建てたら何億と儲かって
いくという場面が出てくるのです。そこでつい懐かしくなって、「本当にそうだ
ったんだよ。お父さんも家を買う時、大変だったんだよ」と話しましたら、娘が
「私にはわからない」と言うんです。「どうしてわからないのだ」と聞きました
ら「だって私が生まれて物心ついてから、日本はどんどん悪くなってるじゃない
の」と言いました。その時私はハッとしました。なるほど、この子が生まれて4
,5才頃からいわゆるバブルが崩壊して、ずっと地盤沈下が続いており、昔のこ
となんか全然知らないわけです。全く違うのです。現代の子供達には希望が見え
ないといっても、仕方がないといえます。テレビや周りの大人を見ても、不祥事
が起きたり、リストラがあったり、頼りになるものがない。
どう生きていったらいいのかわからなくなって、だから殺人なんて絶対いけない
ということなんだけれども、今まで反抗したり先生に反発したりして、社会から
叱られて、そこから又起き上がってきたという経過を経ていないから、非常にあ
る意味で良い子を演じてきたわけです。

それがいよいよ17才になって、進路の選択とか、社会にどう出ようという時に
なって、一斉にわあっと頭にきて、爆発してしまうわけです。だから私達大人も
子供達と一緒になって考えていくといいのです。

日本には何でもあるけど、希望だけがないと言われてます。国際的なデ―タを見
ても21世紀対して、中国の高校生は92%が希望があると言ってます。アメリ
カでは67%、韓国では62%、それが日本では35%という結果が出てます。

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[72]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2001.07.11
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 72 号】
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----------◆CONTENTS◆------------------------------------2001 vol.72---
[忘れる Forget] ヒュ―マンコミニケ―ションセンタ― 中村豊秀
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私の善事即行の仲間の平井さんの発表で、大変興味を覚えましたので、転載の許
可を貰いましたので、皆さんにお裾わけいたします。
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最近もの忘れがひどくなってきたようだ。脳の機能が衰えてきたからだろうか。
人間の脳機能は、生まれた時は不完全で、その機能は20才まではどんどん発達
する。

人間の脳細胞は140億個ある。

ところが、一転20代から脳細胞は、一日に10万個ずつ死滅していくそうだ。
心配なので、計算してみよう。

一日10万個×365日=3千650万個/年
20才から80才まで、60年として
3千650万個×60=21億9,000万個
21億9,000万個÷140億×100=15.6%

つまり、15.6%弱しか死滅しないのである。むしろ、人間は脳細胞は100
%使いきっていない。死滅する数を心配するよりも、脳細胞を活用する方に意識
すべきだ。私の脳はあまり使ってない、まだ新品同様である。脳移植をご希望の
方にはお買い得品だ。

人間は1時間で半分も忘れる。

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは、16年間の実験の末に「覚える
ことの約半分は、わずか1時間で忘れてしまう」ということで、これを「エビン
グハウスの忘却曲線」という。1日で70%、1ケ月経つと80%も忘れてしま
う。何と人間の記憶力は脆いことか。

人間は忘れる動物である。

もし忘れないと大変だ。嫌な、悲しいことを引きずって生きなければならない。
適当に忘れるから都合が良い。幸いなのだ。もしかしたら、何でも覚えている人
、記憶力の良い人は、不幸なのかも知れない。私のように、物忘れのひどい方が
すぐ嫌なことを忘れ、気分を転換できそうだ。

忘れるとは、心が亡びることだ。

忙しいと忘れ物が多くなり、、人の恩を忘れ、心が亡びると、もの忘れがひどく
なる。そして、他人の名前を忘れ、自分(我)を忘れると、忘れられた人になり
、人生終わりである。

忘れる能力

都合の悪いことを忘れる都合の良さ。
忘れよう、忘れようとすると、忘れられないものだ。
人間の脳には、幾つもの異なったことを記憶(収納)する部屋がある。その中で
も「固有名詞」を入れる部屋が狭い。だから長く生きていると、この固有名詞に
接する機会が多く、年をとれば多くの地名、多くの人名を記憶することになるか
ら、この部屋に入りきれない。人の名前をど忘れするのは当たり前。決してボケ
たのではないのだ。と納得・・・・。

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[73]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2001.07.18
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 73 号】
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----------◆CONTENTS◆------------------------------------2001 vol.73---
テレビ寺子屋 「私の車椅子生活」 東京家政大学教授 樋口 恵子先生
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女性に暮らしやすい社会を作ることは、結局男性にも暮らしやすい社会だ。
超高齢社会がやってくる。女性は平均年齢が男性より7才上だ。65才以上の6
0%が女性だ。80才過ぎれば何と2倍になる。
男性が長生きしたかったら、女性に優しくすればいいわけだ。

今日は私が膝を折った体験談と、本当のバリアフリ―について感じたことをお話
しします。まさに痛感したことです。

寝正月という言葉があるが、私の今年のお正月は要介護のお正月でした。去年の
大晦日12/31のことでした。忙しく階段の昇り降りをしておりましたところ
、突然右膝をガクッと捻ってしまいました。もともと変形性濕関節炎という病気
があったのですが、頭にビビッときた痛みで、そのまま動けなくなったのです。
幸い翌2001年の元日の朝は起き上がれたのですが、その日の昼、今度こそ、
頭の中の感覚では、ギイッという音がした位に感じた痛みとともに、居ても立っ
てもおられない状態になり、そのまま倒れ込んでしまいました。

これこそ20世紀から、21世紀に亙っての大怪我でした。
元日の怪我というものが、どういうことになるかということを嫌というほど思い
知らされました。私は主人を3年前に亡くし、医者で独身の娘が一人いるのです
が、年末から休みになるのを待ちかねて、海外旅行に出かけていて、一人ぽっち
でした。
よく子供が頼りといいますが、もしそう思うなら、五,六人位いないと、二人位
なら、一人が海外旅行に行って、もう一人が大阪にでも行ってたら、それでおし
まいです。

私は今回のことで、幾つかの教訓を得ました。
先ず第一に、事故とか災害とかが、家族がいない時に起きたとしたら、隣り近所
の知人とか、グル―プ活動での知り合いがいても、なかなか大変なものです。
仮に秘書がいたとしても、四日間も寝泊まりして世話をしてくれる人はそういま
せん。私の場合、グル―プの皆が、電話を掛け合って協力して、当番で寝泊まり
をしてくれたのですが、身内のようにはいきません。

足が痛いだけで、後は何も悪い所はないものですから、お雑煮も食べたくなり、
こんな場合は水分をとらなければということも、知ってましたので、日本茶、ウ
―ロン茶や、コ―ヒ―を飲んで、寝たのですが、夜になって猛烈に尿意を催しま
した。日頃娘と二人暮らしで、お互いに健康でしたので、便器だとか、溲瓶だと
か、ましておしめなど全然ありません。寝返りもできない位なのです。
家族なら何とか頼めるのですが、泊まり込んでる人がプロの人ならまだしもです
が、通常の知人には、どうしても言えないものです。

もうどうにも我慢が出来なくなった時、つくづく人の一念というものを感じまし
た。まずどうしても立ち上がれなかったので、やっとの思いで、ゴロンと布団か
ら畳の上に転がりでました。さあそれからが、大変でした。這って行こうとした
のですが、それができないのです。這うというのは、手と膝を使わなければ不可
能なのです。ところがその膝が全然痛くて、使えないのです。そこで皆さんご存
じでしょうか、匍伏前進するしかありません。上半身を起こして、腕の力と、片
足を曲げて、痛い足を伸ばしたまま、下半身を少しづつ引きずっていくのです。
一歩でわずか五センチしか進まないのです。トイレまでの廊下の長かったこと。
三十分ほどで、やっと辿りつきましたが、今度は便器に座るのが、又一苦労でし
た。便器にしがみつくようにして、必死の思いで座れて、思いっきり用を済まし
た時の、その爽快感は、まさにヤツタアというその一言に尽きます。大きな仕事
を成し遂げた時にも、滅多に感じたことがなかった位の感激でした。

さて帰りが又一苦労でした。ただ今度は、便器に腰掛けてましたから、その高さ
から、壁や柱伝いに寝床までは戻れたのですが、今度は布団に寝転ぶのが大変な
のです。片膝が使えない為に全身まで痛いのですが、ツッツッツと痛い膝をギリ
ギリ限界まで我慢して曲げていき、そこで思いきって、枕に向かってドスンと身
を投げるように転がるのです。私の体重ですから、家がグラッときた位でした。

ここで私は考えました。ベッドがいいか、布団がいいか。ベッドは立ち上がる時
掴まる所がある点はいい。然し反面、腰掛けることもできない人が、最後の手段
として、転がり出ようとした時に布団だから可能だったが、ベッドでは、できな
い。その点は布団の方が往きはよかったが、帰ってきて寝る時に困った。
要するに何とか立って歩ける人にとっては、ベッドの方がいいという結論がでた

今回のできごとを通じて、反省したことが幾つかある。まず普段私も娘も元気な
ものだから介護用品が何も無かったことだ。私はまだ話すことができたからよか
ったが、もし脳卒中などで倒れて、口が聞けなかったとしたら、一体どうなった
だろう。緊急の時、家族、親戚、仲間の連絡先をちゃんと纏めて、誰にでもすぐ
わかる所に置いておくことにしました。

正月に怪我をしてから、奇跡的な気力で回復して、1月は誰か付き添ってもらっ
て車椅子ででかけ、2月には、先方についてからだけ車椅子に乗り、3月に入っ
てようやくサポ―タ―を巻いただけで、フリ―で仕事ができるようになりました
。日本は一億総中流といわれており、身分制度や階級制はありませんが、階段は
結構あります。これが問題なのです。駅などで昇りのエスカレ―タ―はあります
が、下りのは余りありません。

博多へ行くことになりましたので、東京駅に電話で新幹線のホ―ムのエレベ―タ
―のことについて、聞きましたら、「予約制になってる」というので、取りあえ
ず予約してでかけました。なぜエレベ―タ―に乗るのに予約なんかするのだろう
と不思議に思いましたが、乗ってみて初めて判りました。

東京駅に帰ってきましたら、私の乗って参りました号車のドアの所ら、車椅子を
持って、助役さんと若い駅員さんが二人で待っていてくれました。なぜこんなに
二人して迎えてくれるのか、不思議でしたが、やがて判りました。

エレベ―タ―は長いホ―ムの一番端の方にあるんです。やっとそこまで運ばれま
したが、驚いたことにそのドアに鍵が掛かっているのです。それを開けると電話
器があり、やおら下に通じ、ようやく上がってきて、初めてエレベ―タ―に乗れ
るのです。つまりやたらに誰でも勝手に乗れないように鍵が掛かっているのです
。その鍵は助役さんが管理しているのです。
降りましたら、何とそこは巨大な倉庫なのです。床は凸凹で、壁はコンクリ―ト
の粗壁で、天井にはパイプが裸で吊り下がっているし、台車が走り回っている状
態です。びっくりしました。考えてみたら、新幹線が出来た東京オリンピックの
頃(昭和39年)はまだ日本が若く、老人対策を余り気にかけてなかったのです
。最近できた長野の方は、次にパラリンピックがあるとわかっていたので、ちゃ
んとホ―ムの真ん中にあり、誰でも乗れるようになってますが、古い駅にあとか
らエレベ―タ―の設置はなかなかむずかしいのだなと思いました。

障害者用トイレも折角だから試してみようと思いましたが、これは概ねよかった
と思いました。ただ、2年前に先輩でパ―キンソン病がかなり進んだ方からお聞
きしたのですが、トイレから出られなくなったというのです。すぐそこに開閉の
ボタンは見えているのですが、それを押すことができなかったそうです。

長い間、人生50年といわれ、あまり老後のことについて考えてなかったのです
が、和式便器は膝が悪かったら、ほんとに辛かったでしようし、五衛門風呂だっ
ておいそれとは入れない。2025年には四人に一人が、2050年には三分の
一が高齢者になる見込みと言われている。還暦記念に二世紀に跨がって怪我した
が、まだまだ少々身体が不自由でも活躍しなければいけない。移動の自由が近代
社会における大事なことだが、高齢者比率が増えるにつれて、自分のしたいこと
をやれる、出歩く老人が世の中を作っていく時代がくるのだ。バリアフリ―の進
歩でこういった社会を作るようにしたいものだ。地域、社会、家庭、心の中をバ
リアフリ―にしていきたい。いろいろな人々と一緒に生きていくのだが、体の不
自由な人に手を出してあげる場合でも、慣れてる人と、そうでない人とではかな
り違う。私ももし膝を傷めた時、そのままもうやる気をなくしていたとしたら、
そのまま寝たきり老人になってたかも知れない。

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┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2001.07.25
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 74 号】
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----------◆CONTENTS◆------------------------------------2001 vol.74---
テレビ寺子屋 「遊んで育つ」 児童健全育成推進財団 常務理事 鈴木 一光氏
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児童健全育成推進財団の仕事というのは、子供が生まれたからには、寿命のある
限り生かしていこうということと、できるだけいろんな発達を目指していこうと
いう二つの目的を持っています。子供をますます幸せにしていこうとする所です

昔は貧しかったから、一緒に遊んであげるということだけでよかったが、現代の
児童福祉は、いろいろと複雑な問題も増えてきているので、子供の後ろの親にも
拘わらなければならなくなってきた。子供自身のタテ、ヨコの問題にしても、一
見ありそうでいて、そうでないということもある。

メル友というのはあるが、本当の心の友が少ないのではないか。中学生を誘って
カラオケに行っても、歌っている本人は一生懸命やってるが、友達は殆ど聞いて
なくて、次に自分が歌うのを夢中になって探していて、終わったらお義理に拍手
してるだけ。共感能力が減ってきた傾向がある。一緒にやってよかったなあとい
うのが少なくなってきたいると思う。
二人でやったから、倍楽しかったというのが、だんだん少なくなってきた。

今日は年代に応じて、子供が遊ぶということで、どれだけ大人になって役に立つ
かという重要性について考えてみようと思う。

今、自分は幸せだろうか。生まれてきて本当に良かったとどれだけ感じているだ
ろうか。福祉の方から考えると、人を幸せにするのは、どれだけ近くに幸せな人
、例えば親とか、先生とか、友達とかがいるかによって、大きく影響されると思
う。だから子供を幸せにしょうとおもったら、親が幸せでなければいけない。

不幸な人は、それを自慢したり、他人に、私の方がもっと不幸よと、不幸を売り
物にしたりする傾向がある。あげくの果てには、生きていてはいけないような気
分にさせてしまうのもある。
反対に幸せな人が近くにいると、自分もあの人のように幸せになりたいなと思う
ようになる。

自殺するような人とか、不幸だと言ってる人の原因は、意外にも、お腹がすくと
か、お金がないということではなくて、95%が、身近に人間関係がないという
のが原因といわれる。
又どこで自殺をするかも分析できている。会社のビルから飛び降りるのは会社の
中の人間関係が悪い。自宅の風呂場で手首を切ったり、首を吊ったりは家族間の
人間関係の問題が多い。
電車に飛び込むのは、別に駅長や駅員との問題ではなくて、リストラで首になっ
たりした時、リストラそのものではなくて、家に帰った時に、共感してくれる人
がいないというようなことが原因の時が多い。家族が暖かく迎えてくれて「ご苦
労様でした。みんなで考えましょう」と言ってくれたらいいのだけれど「あんた
の価値は給料を持って帰ってくることでしょう」とか冷たく突き放されるのじゃ
ないかと、想像して、ついふらふらっと衝動的に思い余って飛び込んだりするケ
―スが多いようだ。

去年の暮から、世田谷の一家惨殺とか、子供に関する残酷な事件が多発している
が、もともと子供というものは、人間に限らず、動物でも、殺せないように、神
様が可愛く作って下さってるのに、それでも尚且つ、殺すというような恐ろしい
ことが起きている。幼児虐待にしてもそうだが、そんな場合は、その親自身が幼
児の時、虐待されて育ってきた傾向があるようだ。

かりにそうであっても、そうならなかったのは、いい配偶者がいたからだと思う
。人生とは本当に好きな人と一緒に暮らせるのが最高である。楽しいものである
べきだと思う。

現在引きこもっている人達が約100万人といわれている。そもそも引きこもっ
ている人の実態調査というのは、難しいものです。何しろ引きこもって、外には
余り出たがらないのですからね。分析してみますと引きこもりをやってる人の2
割が、家庭内暴力を引きずっているし、登校拒否をしていた人達が4割と推定さ
れてます。ボケの調査も、ある意味で同じように難しいところがあるが、保健所
や福祉事務所等に報告や相談を受けてるのが、6500件というデ―タがありま
す。

様々な理由で、学校とか、職場に出かけることができずに、家に引きこもってい
る20才以上の人が、約6割いるということは、逆から見ればその人達に飯を食
わせる家族がいるということは非常に豊かな生活をしてることになります。

北欧では18才以上になったら、独立するのが普通という文化があり、余り引き
こもりということがないようですが、日本の現状は今言った通りです。両親が4
0,50の時はまあそれでもいいでしょうが、60で退職したら、あとは大変な
問題になると思います。国家が面倒を見ないといけなくなるのです。なぜかとい
うと、引きこもりの原因のベ―スになっている殆どが、対人恐怖症だから、容易
なことでは解決できないと思う。それを無くすには親が徹底的に教えなければい
けない。

それは次の二つである。
1.あんまり見栄を張るな。2.嘘をつくな。ということである。
それは何故かというと、親が自分の子供に無理な期待をかけすぎると、子供はな
んとか期待に報いようと、努力するが、思うように結果が出せないと、つい閉じ
こもることになる。
それがこうじて弱い母親に向かっていって、家庭内暴力になり、やがて犯罪に走
るようになる。

健全に育成するということは、健やかに育てるということだ。身体的に、精神的
に且つ社会的にということは、健全な対人のことに意識を持てるようにすること
だ。

その為に遊びが必要になってくるのだ。子供は生まれた時は何もできない、何も
知らない。誰の役にも立たない。それを可愛いと言ってくれる。すると子供はそ
れだけでOKなんだと、自分なりに価値観ができてくる。

反対に一寸夜泣きをしたからといって、又夜泣きをする、うるさいな、首でも締
めてやるか、などととんでもないことを言う親もいる。そうすると子供は何か人
のためにしなければ存在価値がないのだとと思うようになり、引っ込みがちにな
る。

プラスの価値観を持っている子供は、積極的に動き回るものなのだ。好奇心や探
索欲求心から、行動を起こして、実体を探ろうとするのが、遊びである。これが
基本的な子供の行動欲求で遊びで、ここから学問の芽生えも出てくる。

遊びの定義として次のように整理してみよう。
1.自由な活動がしたい。ご主人がお酒を飲むのも、ゴルフをするのも自由にな
りたいからだ。だからもし、それが仕事や接待でのことだったら、むしろ、
こんなに遅くまでご苦労様とねぎらう位にすべきだと思う。
2.非日常的なものだ。例えばディズニ―ランドみたいなもんだ。
3.完結性。限定性。一定の時間が経てば必ず終わる。かくれんぼでも東京でや
っていて、横浜に隠れるなんてことはない。
4.固有の規則。鈴鹿でレ―スをしてる時、一人だけジェットエンジンをつける
わけにはいかない。
5.没利益。楽しみが目的で利益を求めるわけではない。

こういうことをすると喜び、達成感、解放感、自由感、自主性が養われる。
こういうことで、一つには、自分と他人に対する信頼感。野球でも、自分が三塁
打を打ったので勝ったんだ。チ―ムも勝ったので、みんなが喜んでくれた。世の
中とは楽しいものだと気付く。
ホイジンガ―という哲学者が、人間は遊ぶために生きている。生きる技術を身に
つけると、人間関係を通じてだんだん世間に溶け込めるようになる。

二番目にには、生きる技術が身につくようになる。
A君は冷たいけれど、あの子供を仲間にするとうちのチ―ムはいつも勝てる。
B君は大した技術は持ってないが、将棋を一から教えてくれた。
C君は自分が自転車に乗れるように、一生懸命に手伝ってくれた。
人には、それぞれ特技があるのだなとわかってくる。

右手で鼻を押さえ、同時に左手で右耳を掴む。合図と共に今度はその反対の動作
をする。この繰り返しをやることによって、技術向上して達成感を得ることがで
きる。他人の状態を見て笑える。あの人はうまいと尊敬の念を持つことができる
。この外にお手玉や、おはじき等も同じ効用を持つ。
このようなことが、ピアノ、パソコン、箸の使い方、鉛筆の持ち方の上達にも繋
がる。

明治の始めにイギリスのア―ネスト・サトウという通訳は、日本の子供の遊びを
分析した本を書いて、「いつかイギリスは日本に追い抜かれる」と言っている。

他人の信頼感を得ることと、生きる技術の二つを遊びを通じて、親が教えていか
なければいけない。そうすることによって、大体怪しいなということが見抜ける
能力が自然に身についてくる。

遊ぶ時に後ろめたさを感ずるのは、宿題やったのとか、「いいね、あんたは外で
いつも遊んでいて、ママがこんなに忙しいのに」とか言われるのが問題だ。

反対に猫可愛がりすぎると子供は自主性を失うことになる。親の狭い価値観や期
待過剰が子供に悪影響を与える。

仲間と楽しく遊ぶことによって、人間関係ができて、引きこもりなんて起きてこ
ない。

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IA magazine 素晴らしい人生のために 毎週水曜日発行(週刊誌) No.74

発行■インプットアルファ http://www.futaba.ne.jp/~ko-ko/index.html
責任■小林 高一 ko-ko@futaba.ne.jp
執筆■ヒュ―マンコミニケ―ションセンタ― 中村豊秀 LDJ04070@nifty.ne.jp
配信■まぐまぐ 0000026706 http://www.mag2.com/

Copyright(C) 2000-2001 Toyohide Nakamura All rights reserved. 無断転載禁
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