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素晴らしい人生のために/今日の応援歌
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┠●┼┨ 発行/2002.11.06
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 141 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。
ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2002 vol.141--
テレビ寺子屋 「受け容れる心」 伊勢青少年研修センタ―所長 中山 靖雄先生
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環境を整備してからではなく、環境を活かして、選べない世界をどう生きるか。
生活力というか、生きる力が大事だ。

人間ってどうしょうもないものを持っているもんだ。姑さんにはどうしなければ
いけないとはわかっているが、つい失敗したり、夫婦の間でも、喧嘩なんかしな
い方がいいとは十分承知しているが、一寸したことから言い争いをしてしまって
も、素直にご免と謝ることもできず、後悔することがある。

「人生は確認の旅」だと思う。ああ、そうか、俺にもこんなことですぐ癇癪をお
こす癖があるんだなあ。汚い面があるんだなあとわかればいい。そうしたら、他
人に対する寛大な気持ちが持てるようになる。

NHKの朝ドラの「さくら」の中で、桂木先生がさくらとのことで悩んでいる時
に、友人のロバ―トが「もっとお前はこれを味わえ。忘れようとしないで、じっ
くりと味わえ」とアドバイスしています。

何か起きた時、わけがあるなとじっくりと確認をとって、そしてそのことを思え
ばいい。

先日、札幌の庄司さんという方がお見えになりました。名刺を頂きましたら、霊
能者、超能力者ということでした。私のテレビを見て、とてもいいので他の人に
も見せているそうで、今度日光まで来たので、ついでに伊勢まで来たとのことで
した。名古屋に来たからついでというのはわかりますが、日光まで来たからつい
でというのには驚きました。

そして私に、「あなたは、前世で神主さんをしていて、神様によく仕えていて、
よかったのですが、お供え物の鯛やその他の物を洗って、その水に感謝が足りな
かったから、今、少し体が弱っておられるのですよ。」と言われました。

言われてはっとしました。皆さんもお米を磨いでその磨ぎ水にありがとうと言っ
たことありますか。

いのちはこれを受容する。頭の世界で考える。つい本当かなと疑問に感ずる。心
の世界で判断する。つい本当かなと考える。本当はそのまま受け容れればいいの
です。

NHKののど自慢がアメリカでありましたが、その時、金婚式を迎えた71才の
おばあちゃんに、何を大事にしてますかと聞いたら、「許すことと、忘れること
です。頭を空っぽにして、心無しになると命が働くものです。」と言いました。

いのちはわけがあるから、人類始まって以来、ずっと続いている命が今ここにあ
る。出会いは受け容れる。天(あめ)の御親(みおや)、宇宙創造の神から、八
百萬の神々が生まれた。その意味で日本は一神教とも、多神教とも言える。

後藤静香の「寛容」という詩がある。

「何の権威で誰を責めるか 責むる言葉を自己に当てはめよ。 自分に許された
いことがあるならば 誰をも心から許すがよい。人のあやまちを思う時 その
一切がわたしにある。どうして誰をせめられよう 。「許す」という言葉さえ
人間としてはごうまんすぎる。いかりを含んでせむる時 その罪、死に値する」

何かどっかで、分かった。こんな自分があるんだからという自分の確認をすれば
いい。その次に何をすべきをあんまり考えないほうがいい。

シドニ―のオリンピックの柔道の無差別の篠原選手が、審判の不手際で金メダル
と思われたのが、銀メダルになった。金と銀では天と地の差だ。
NHKのアナウンサ―の「さぞ残念だったでしょう。悔しいでしょう」との質問
に対して、篠原はただ一言、「私が弱かったからです」とだけ言って、愚痴一つ
こぼさなかった。

先日、その時の監督をしていた山下さんの講演テ―プを聞きました。
「篠原は本当はもっと言いたかったのだと思う。私が弱かったからです、の裏に
は、もし本当に強かったならば、あとの残りの時間で一本取ってただろう。そう
したら、審判の不手際ということもなかっただろう。フランスの選手のすっきり
しない金メダルもなかっただろう。私が弱かったからです。と彼は言いたかった
んです。
実は私達は彼がさぞかし悩んだろう、翌朝どんな気持ちで起きてくるだろうと心
配していたのですが、予想に反して、彼は一番早く起きていて、みんなに元気よ
く、お早うございます、昨日はご心配をおかけしましたと、明るく挨拶をしてく
れました。そのように人のことを考えることができる優しい人です」

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ご参考までに「許して、忘れる」
幼児評論家 はやし浩司先生

誰にも言えない辛さをぐっと堪えて他人のことを考えることができる人が多くな
って、少しでもいい日本にしたいと考えたら、きっと次の世の中にいい風が吹く
のではないでしょうか。

愛とは何ぞやということで悩んだことがあります。私はオ―ストラリアで学生生
活を送ったのですが、友人に相談したことがありました。すると友人が教えてく
れました。「forgive and forget」訳したら「許して、忘れ
る」ということです。
皆さんもきっと今までに、許して貰いたい人が一杯いるでしょう。
同時に又、許してあげたい人も一杯いるのではないですか。
実は親子もそうです。forgive(許す)とは与えるためという意味です。
forget(忘れる)ということは、得るためという意味です。
では一体、何を与えるためなのか、又何を得るためなのか。それは愛です。
どうしょうもない、どう転んでもお前を心から愛すということです。

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[142]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2002.11.13
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 142 号】
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----------◆CONTENTS◆------------------------------------2002 vol.142--
テレビ寺子屋「楽するよりも楽しもう」 清水 国明先生
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楽という字は「らく」とも読むが「楽しい」とも読める。どうせなら楽するより
も、楽しむべきではなかろうか。
立ってるよりは座ってる方が楽。もっと楽なのは寝た方がいい。どうも現代はど
うしたら、今より楽な生活ができるかと求めているような気がする。車、歯ブラ
シ、その他いろいろあるが、全て、できるだけ努力しないで、楽にやるにはどう
したらいいかだけを追求しているような気がする。
私はむしろ、楽をめざすより、より楽しい方を求めていくのが大事ではなかろう
かと思っている。

確かに富士山をテクテク歩いて登るのよりも、ヘリコプタ―で一挙に登る方が体
力的には、はるかに楽なことはわかっている。
然し、苦労して頂上を征服して、ご来光を迎える、その喜びと比べてみて、どち
らが楽しいか。親が楽しよう、楽しようとしているので、子供にもそれが反映し
て、やがて世の中の価値観が楽に向かっているような気がする。

苦しいところへ向かうから、その決果、楽になるのではないだろうか。楽な道を
選ぶと、苦しみも少ないけれど、楽しみも少ない。あまり平穏無事だと人生がつ
まらなくなる。子供達に生きる力、一歩先にに進む力をつけさせよう。どうも現
実には、いつまでも子供でいようと思っている子供が多いようである。それは一
歩先を歩いている大人が若いのはいいな、いつまでも子供の方がいいなと考えて
いるからではないだろうか。

その願望が白髪染めとか、かつらを使ってなるべく若く見られようと苦心する。
大人が嫌がってるのに何で子供がその大人になりたがるだろうか。
それには大人がバ―ンと景気良くやればいいのだ。大人の前にお年寄りがいる。
いつかは死ぬのだ。パットやってパコンと死んだ方がいい。死から逆算して、今
の生きざまを考えればよい。

親子でキャンプをしたり、カヌ―や、キャンプファイヤ―をしたりしている時、
子供がキャ―キャ―と踊りまわっている。親は暗いところでポケッとして座って
いる。これは違うのではないだろうか。子供はそれを見てあんな大人にはなりた
くないなと思っているのではないでしょうか。

私は福井の山奥で育った。おやじは年に一回、盆踊りの時の音頭取りだった。子
供は寝とけっとばかり、家の戸に外からつっかい棒をして、おふくろと一緒に飛
び出して行って、一晩中踊り狂っていた。子供は戸の節穴からそっとそれを覗い
て、早く大人になりたいと思った。

子供の為に何かしてやりたいとか、そんなのではなくて、自分自身が生きてみせ
る。何か楽しく前に進んでみせる。その前にお年寄りが、ガァッ―とやることが
大事だと思う。ひっぱられて子供がついてくる。

高齢者の7割がお金を溜めこんでいる。
ホ―ムに入る為や、楽する為にではなく、何か楽しむ為に、バァッ―とお金を使
ったら、世の中がもっと明るくなると思う。
鮭が苦労して全力投球で川を遡って、産卵をしてパタッと倒れて、川を流れて行
く。それを小魚が食べて育っていって、初めて川が循環していく。
世の中もまったくそうではないだろうか。子供もそれを見て育って行くのが、自
然だと思う。

あるTV番組で町中で、若い女性に料理をしてもらうことがあるが、まったく無
茶苦茶だ。鯵のたたきを作って下さいと言ったら、何と鯵を持ってまな板に叩き
付けてるのがいる。のり巻きを作ってくれと言ったら、一応のりを敷いて御飯を
巻くことはいいのだが、それを切ってあとから、かんぴょうや卵焼きを詰め込も
うとしているのがいる。
それを見てみんな笑っているが、何を笑っているかというと、そんな娘を育てた
親御さんを笑っているのだ。親の顔を見たいと言って家まで付いて行くと、そん
な親御さんに限って、「いやいや内の娘には、包丁を持たせたり、汚いものを触
らせたりしない、いわゆる箱入り娘に育てたのだ」と自慢している。
その段階でお母さんはいいかも知れないが、子供は道具に使われてるにすぎず、
何にもできないパッパラパ―に育って、世間の笑い者になるのだ。その子の為に
とやったことが、実は裏目に出てるのだ。
子供にやらせなさすぎるのが一番いけないと思う。突き放して勝手にやれという
ことが大事だ。

親としてやるのも勿論だが、同時に自分として本当にやりたいことをやるのも、
自分に正直な生き方ではないかと思う。自分がやって見せる。人間らしく楽しく
生きて見せる。そう思っています。

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[143]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2002.11.20
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 143 号】
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----------◆CONTENTS◆------------------------------------2002 vol.143--
「情報について」 ヒュ―マンコミニケ―ションセンタ― 中村豊秀
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一般に我々は、情報というと、常に最新のもので、しかも誰も知らない特別のこ
とだけと思っているが、果たしてそうだろうか、一寸考えてみたい。

たしかにこれはこれで、貴重な情報の一つには違いないのだが、それだけではな
いのではないか。新聞やTV等のメディアで供給される情報が古いかどうかとい
うことを考える以前に、先ず情報とは何かという点から整理してみたい。

日本語では同じ「情報」でも、英語でいうインフォメ―ションとインテリジェン
スの二つの解釈がある。
例えばアメリカの国際的な情報機関にCIAがあるが、これは正式にはセントラ
ル・インテリジェンス・エ―ジェンシ―の略でありで、決してセントラル・イン
フォメ―ション・エ―ジェンシ―ではありません。つまり、日本語では同じ情報
でも、英語にすると厳密な意味の違いがあるのです。

では一体何が違うのかということですが、インフォメ―ションとは要するに断片
情報や、すでに起こったことの事実情報を指しています。

これに対してインテリジェンスは、このような沢山のインフォメ―ション、つま
り断片情報の中から取捨選択のプロセスを経て、選りすぐられた情報をいう。
たとえば情報Aと情報Bはどのように結び付くのかとか、いろいろな情報を調べ
て、この情報は要らないなどと、だんだん煮詰めていって、最後に珠玉の一滴が
残る。そのエッセンスの情報がインテリジェンスなのです。

information: 1.智識、見聞 2.通知、報知、情報、ニュ―ス 3.案内(駅・空港
・ホテル・電話局などの)案内所[係]、受付

intelligence: 1.知能、能力、物分かりの良さ、聡明さ、智恵 2.情報、通報、
報道、情報 [諜報]機関・・・・「知能」→(理知)→(智識)→(あ
る事柄についての智識)→「情報」と意味が転じた。

(株)研究社 ライトハウス英和辞典より

だから先を読むのに大事なことは、インフォメ―ションの量を沢山集めることで
はなく、それを自分なりの手法、観点、視点を持って、ギリギリまで煮詰めてい
き、ポトッと落ちた一滴を掴むことです。つまり例えてみれば、インフォメ―シ
ョンはぶどうの山と考えてみればいいでしょう。そしてそのぶどうを潰してワイ
ンを作り、更にそのワインを蒸留して琥珀色をしたブランデ―がポタポタと落ち
る。この一滴をいかにして見つければいいのかが、一番の問題なのです。
その意味では、既存のメディアから供給される情報も、たくさんの情報を集める
という点で利用する価値は十分あると思います。

では具体的にインフォメ―ションから、インテリジェンスを引き出す為の方法論
や、そのセンスを身につけるにはどうしたらいいのか。

それはやはり新聞、雑誌を読む、又はTVを見る場合も同じだが、すでに出てい
る情報を幅広く見渡しながら、素早くこれは自分にとって必要な情報、これは要
らない情報という振り分けをしたりする。又流れてくる情報を受け止める一方で
一寸待てよと、これは3年前に読んだあの記事と何か関係がないかなと、くっつ
けてみたり、そういう作業を繰り返していることによって、徐々にセンスが身に
付いてくると思います。

世間では、新聞はもう古いとか、これからはインタ―ネットを始めとする電子媒
体の時代だなどと言われてます。勿論、私自身も最新情報を利用しますが、やは
りベ―シックな情報源は新聞ですね。現にアメリカのCIAのスタッフは、実際
にどのようにして情報収集しているかというと、その国の新聞や業界紙等をくま
なく読んで、分析、調査した結果、推測、判断していくのです。

その意味では、既存の情報だからといって決して陳腐化しているわけではなく、
それらの断片情報をいかに結び付けていくのか、そして、流れてくる情報に対し
て、ハテナ?と思う感性が大事です。

例えば、複数の新聞に目を通される方も沢山おられると思いますが、同じニュ―
スでも、A新聞ではこういう書き方をしているのに、なぜB新聞では違う書き方
をしているのだろうというように、考えながら読むことです。もしそんな疑問点
が生じたら、その情報に近いところにいる知人に聞いてみることです。
そこで「実はあの記事は結構いい線をついているんだよ」という意見がでてきた
ら、何か先を読むヒントを掴んだことになるでしょう。

ですから、95%まではすでに公開されている情報であり、そこである種のカン
が働けば、更に情報の要所、要所をおさえられる人脈があれば情報の分析もやり
やすくなります。

要約すると、95%のインフォメ―ションと、ハテナと思えるセンス、そして人
脈。この3点がインフォメ―ションからインテリジェンスを引き出す際のポイン
トになってくるのです。

私は具体的に新聞を読んだり、TVを見て、どうもよく判らなかったり、おかし
いなと思ったら、直接新聞社やテレビ局の担当者に電話をして聞くことにしてま
す。するとその論拠になる詳しいデ―タをFAXで送ってくれる場合がよくあり
ます。日頃の愛読者や、いつもそれを関心を持って見てると言うと、担当者はと
ても嬉しいものです。そんなことで親しくなった人が数名います。

それと、関連情報を遡って探したり、こうなるのじゃないかと自分で推測したら
暫く注意深くフォロ―して見るということを習慣にしてます。すると「うん、や
はり思った通りだった」と自信が湧いてきます。

卑近な例では、プロ野球や高校野球にしても、ただどっちが勝った、負けたと観
戦して楽しむだけではもったいない。折角毎日詳しいデ―タが記事として発表さ
れているのですから、これを活用しないということはない。

毎日そのデ―タを切り抜いて保管しておいて、各節の半分づつ、つまり木曜、日
曜ごとにそれを記録しております。セ、パリ―グの各チ―ム別に、新聞のデ―タ
から、試合数、勝ち数、負け数、分け数、勝率、勝差を記録し、そこから累計、
貯金、消化率、残試合、平均律等をパッとパソコンで計算して、表にして、グラ
フ化して各種の分析をします。
リ―グ開幕以来のデ―タをグラフ化することによって、推移がよくわかります。

それだけではなく、打撃成績(打率、打点、ホ―ムラン)投手防御率を細かく分
析することによって、各選手のバイオリズムや、チ―ムの浮き沈みの状態まで観
察できるし、優勝の予測までできるようになり、ひいては日本シリ―ズの勝敗ま
で、デ―タの分析によって、予測する楽しみも出てきます。

名刺管理や、いろいろな会に参加した時の名簿や、誕生日等も全部インプットし
ておいて、その分析によって、人間関係の維持、新しい人脈の構成、あるいは先
程言った、判らない時にすぐ教えて貰うことができる、いわば情報人脈の構築に
も役立てることができる。

勿論こういったのはほんの一例に過ぎず、その他のありとあらゆるデ―タも無駄
にせず、統計をとることによってインテリジェンスにしていくのです。

そして更に重要なことは、自分で掴んだ情報を、自分一人のままにしないで、発
信して、他人からのアドバイスや、意見を求めて、尚一層の感度を高めた情報に
仕立て上げていくべきだと思います。

その意味でも、日頃私が提唱しているように、他人からの情報をキャッチしたら
それに対してのレスポンスを返すということが大事になってくると思います。

最後に自分が情報を得たいと思ったら、まず自分から発信するべきだと思う。
Give and Takeです。情報とはまさに情に報いるものだからです。

以上、私の考えを述べてみました。

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[144]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2002.11.27
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【第 144 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
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----------◆CONTENTS◆------------------------------------2002 vol.144--
テレビ寺子屋 「アイドル時代とカナダ留学のこと」 アグネスチャン氏
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以前、二回に互ってお送りしましたが、今日はパ―ト3をお送りします。たった
30分間の短かい講演で、明るいユ―モアが溢れた話ぶりで、しかもその内容た
るや、教育、忠告を受ける大切さ、感謝の心の大切さ、父親の恩、親孝行、人様
のお陰様、ボランティア等々数えきれない位の教訓を含んだものです。到底私の
つたない表現力では及ばないので、おそらく又2週間ばかりあとで、今日の続編
があると思いますので、実際にお聞きになるのを心からお勧めいたします。

彼女は香港、中国、イギリス、日本、カナダ、アメリカと各国の事情に詳しいの
ですが、もともと香港はかなり治安が悪かったので、自然と自己防衛力が身につ
いてたので、一つも怖いことはなかった。日本に来て一番驚いたのは、小学生が
一人で学校へ通っていることだ。香港では子供がよく誘拐されるので、親が送り
迎えをしないと危険だった。ところが日本では黄色い帽子をかぶって、てんとう
虫をじっとみつめたまま道草をして、何時間も立ってても何ともない。平和だと
いうことに有難いと感謝しなければと思う。
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私は14才で日本に来た時、日本語もわからなかったが、皆さんのお蔭さまで、
「ひなげしの花」がヒットした。
切り出しは「おっかの上・・・」という歌です。それで長い間、岡のことをおっ
かと読むと思った。

ヒットするかどうか不安だったが、幸いにもヒットして、いつしかアイドルの仲
間に入れてもらえるようになった。雲の上にいるような気持ちがした。アイドル
というのは、一見にぎやかで華やかな面があるけれども、反面厳しく、大変な面
もある。仕事が夜中迄続くことがある。一日に4,5時間又は2,3時間しか眠
れないこともある。マネ―ジャ―は「こういう生活が当たり前だ。働けるうちが
花なのだ。これが長く続くとは思うなよ」と言います。
又、仲間から「君は今日何時まで」と聞かれることがあります。「私は今日はわ
りと早くて10時半です」と答えると「あはっ、僕は12時半までだ」と言われ
たりします。やはり仕事が多い時は嬉しくてつい人に言いたくなるものですね。
つい見栄をはって、「昨日も眠れなかったのよ。今度何々という雑誌の表紙にの
るのよ」とか言ったりします。
反対にたまに休みの時はふっと寂しくなる時があります。「みんなは売れてるの
かなあ。私はもう落ち目なのかなあ」とか考えるとたまらなくなります。

学校の友達は心から「あなた、そんなに仕事ばかりしたら、眠れないし、好きな
ものも自由に食べられないし、ろくに学校にも満足に行けないし大変でしょう。
もう少し控えなさいよ」と忠告してくれますが、自分がその状態の中にいると、
中々わからないもので、しかも今売れてる最中なので、全然聞く耳を持たずに
「あなた、私がヒットしてるので、嫉妬して言ってるのね。放っといてよ」と言
い返したりしました。
でも人の話を聞かないということは、成長が不可能になります。そんなわけでつ
い友達とも気まずくなったりしました。反省して成長しなければ、周りだけが成
長して、私だけが遅れてしまう。

話は違いますが、日本が90年代はずっと不景気が続いていますが、これは80
年代に聞く耳を持ってなかったのではないでしょうか。欧米は80年代に金融と
か保険の透明度をいかにして上げるか、制度の改革とか、いわゆるビッグバンと
言われるものに真剣に取り組んでました。
日本も同じようにと誘われたのですが、その当時日本はいわゆるバブル景気の真
っ最中で、世界でNO.1だ、世界が日本の真似をすればいいのだ。と天狗にな
っていたから、聞く耳を持っていなかったと思う。
もし人のいうことを良く聞いて、景気のいい時にこそ、辛い改革をしていたらと
思うが、すでに時遅しです。そのつけが今回ってきて10年近く不況が続いてい
るのだと思います。

今欧米では教育の改革を懸命にやってます。21世紀を担う次代の子供たちのこ
とを真剣に考えているのです。日本もたしかにその線を考えているのですが、先
生が足りない。対策を練ろうとしても、いかんせん、不況で予算がないという状
態です。でももし今やらなかったら、10年後に又同じことになるのではないだ
ろうか。

さて、ようやく人気がでてきた頃、こんな生活状態が父にばれました。もともと
父は非常に頭が固くて、私が芸能人になるのを反対してました。勉強を続けるな
らばということでやっと許してくれたのでした。それまでに三回ほど日本に来て
たのですが、いつも連絡があったので、私は何とか休みをとって父と同じ行動を
とってたので、わからなかつたのです。
ある時、黙って日本に来て、2,3日私の状態を観察してたのです。私は全然知
らずにいつものペ―スで仕事をしてたのです。そしてもの凄く怒って香港に帰っ
ていきました。ああこれは帰ったら怒られるなと、ビクビクしながら帰りました
ら、案の定とても怒られました。

「あんな生活は、青春じゃない。すぐ止めて勉強しなさい」と叱られました。
ところが母はとても現実的でした。「折角ここまでやってきて、人気がでてきた
ところじゃないの。今2,3年学校に行ったら、駄目にになってしまうじゃない
の」と言いましたら、父がもっと怒りました。「たった3年止めたらカムバック
できないと思っているのか。そんなものならすぐ止めてしまえ」と大変な剣幕で
す。「金や財産は無くなることがある。火事で焼けてしまうし、戦争があったら
何にも無くなる。だが一度頭に入れた知識は一生自分のものだ。勉強しなさい」
と言われました。それがカナダに留学するきっかけになりました。

カナダでのたった一人での学生生活を送るうちに、私は学校よりも人生の勉強を
沢山しました。14才でデビュ―してから、ずっと付き人が何でも身の周りのこ
とをやってくれていたので、私は一人では何にもできませんでした。
料理、洗濯、掃除、学校の手続き、銀行とのやりとり等々、みんな初めてでした
が、必死になってやりました。電球もぐるぐる回すのと、カチャッとはめるのと
二種類あることや、電話が鳴らなくなったら、ドライバ―で裏蓋を開けて修理す
るだけではなくて、電話料を払わなければ鳴らないのだということもわかりまし
た。

今まで私は感謝の気持ちというものを余り知りませんでした。親が産んだのだか
ら私を育ててくれるのは当たり前、スタッフがいろいろやってくれたのも当たり
前と思ってました。たとえ心では感謝していても、コトバで有難うと口にだして
言ってませんでした。やはり、やらなければといけないと悟りました。

今まで、誰にも迷惑をかけずに生きてきたと思っていた。然し、これは幻だと気
がつきました。
よくお母さん方が、子供に「他人に迷惑をかけてはいけませんよ」と言います。
みんな誰にも迷惑をかけないで生きていると思っているが、これは幻です。
人間は誰でも他人に迷惑をかけるようになってる。赤ん坊は放っておいたら駄目
だ。死んでしまう。両親がそれぞれ愛情を持って、一生懸命に手間暇かけてやっ
と20年かけて一人前になる。暫くは自分でやってるだろうが、やがて又老人に
なると他人のお世話になる。これは人間のサイクルで、お互いに助け合って生き
ていくものだ。許し合い、思いやりの中で生きていくべきものだ。

私は子供に「他人に迷惑をかけないように」とは教えない。これは子供にはむず
かしいことで、わからせるのが無理だ。こう言うと、子供は、今は誰にも迷惑を
かけてないのだ。これから気をつけようと思ってしまう。これは大違いだ。

そうではない。今現在誰かに迷惑をかけているのだ。だから「今いるだけでも誰
かのお世話になり、迷惑をかけているのだ。だから、誰かの為になるというチャ
ンスと思ったら、すぐその人のために何かしてあげなさい。それが小さな恩返し
ですよ」と言って聞かせてます。そうしないと、人に迷惑をかけてる人は悪い人
と思うようになる。
子供、老人、体が不自由な人、ホ―ムレスの人は全部悪い人。尊敬すべき人は若
くて、自立していて、かっこいい人だけだとなる。そんなことはない。弱者は迷
惑でも何でもない。お互いに人間として愛情を持って、助け合っていかなければ
いけないのだ。それれが人生というものだ。

私の父は、私がカナダにいる時に56才で亡くなった。私は大学を卒業して親に
みてもらうのを楽しみにしていた。親孝行のつもりだった。だが然し、父は亡く
なった。親孝行したい時には親はないと言う諺があるが、本当だなとしみじみ思
った。今は母親に少しでも長生きしてもらいたいと思っている。

自分というものは、みんなのお陰様で生かされていると、感謝したい。
学ぶということは学校だけではない。ふっと思ったことを大事に人生の勉強をし
ていきたい。父は頭の固い人だったが、娘をどうやっていい人間にしょうかと何
も見えない自分に光を与えてくれたと思う。
私も自分の子供から死んだあとでも、いつまでもいい親だったと思い出してくれ
る親でありたいと思う。

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IA magazine 素晴らしい人生のために 毎週水曜日発行(週刊誌) No.144

責任■小林 高一 ko-ko@bb.futaba.ne.jp
執筆■ヒュ―マンコミニケ―ションセンタ― 中村豊秀 LDJ04070@nifty.ne.jp
配信■まぐまぐ 0000026706 http://www.mag2.com/

Copyright(C) 2000-2002 Toyohide Nakamura All rights reserved. 無断転載禁
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