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素晴らしい人生のために/今日の応援歌
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┠●┼┨ 発行/2003.05.07
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 167 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。
ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2003 vol.167 -
テレビ寺子屋[子供に伝えたい三つの力] 明治大学文学部 助教授 斉藤 隆
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私はそもそも体に興味をもったのです。それは、子供達の声や、息の力が弱いと
いうことです。そして、これに対するトレ―ニングが少ないという現状です。

実は、私は小学校の3年と6年の二人の男の子を持っておりますので、子供の気
持ちは知り尽くしているつもりです。そして「斉藤メソッド」という塾をやって
ます。小学4年から6年の子供達を、第二、第四土曜日に体育館で、四股を踏ま
せたり、本の暗誦や、朗誦をやらせたりしてます。もう一時間は、もう少し難し
い本に挑戦してます。

今の子供達にどういう力が欠けているかというと、ねばり強さです。苦手なもの
に対して非常に飽きっぽいことです。一方、頭の回転は、昔よりはるかに、いい
ようです。

そこで、「これからの世の中に生きるために役立つ三つの力」について提案した
いと思うのです。三つの力と言っても、みんなそう言いますが、掛け声みたいな
ものです。丁度阪神大震災の時の「頑張ろう!神戸!」の標語と同じようなもの
です。実際の救済の方法が示されない限り意味がありません。
はっきりさせねばなりません。

学校教育は、実際に社会と直結していないことに、親は不安を感じている。企業
は当然それを知っている。昔は企業に入ってから、仕事を覚えればいい。学生時
代は十分遊んで、体を鍛えておけばいい。入社してから、3年、5年、10年か
けて鍛えていけばいい。そういう時代だったのだ。

ところが、今は時代が変わったのだ。即戦力が求められているのだ。ならばそれ
は何か。生きていく上で大事な三つの力について、考えてみました。

1.先ず、第一に他人の真似をする力。ポイントを盗み取る力だ。
私はかって、一人のイラン人の友達がいました。ある駅で、道を尋ねられて教え
てあげて、その縁で彼の家に行き、泊めてもらったりしました。ビリ―さんとい
う名前です。驚いたことに、3ケ月前に日本に来たそうですが、私と普通に日本
語でスラスラと話すのです。どうして、そんなに短期間に上手になったのかと聞
いたところ、テレビや、ラジオで聞いたことを、すぐメモして、真似して覚えた
そうです。日本語の先生にはつかず、全部独学です。渋谷のレストランに皿洗い
のアルバイトとして入り、今やちゃんと正社員という職も得ている。

皿洗いをしながら、コックのサラダ作り方を注意深く観察をして、メモを取り、
ああ、こういう手順でこうやればいいのだなと覚えて、ある日そのコックの前で
作らせてもらったところが、なんと出来栄え、味とも<優るとも劣らずと認めら
れ、しかも早くできたのです。さあ、そうなるとサラダはビリ―さんにというこ
とになり、次から次とレパ―トリ―が増えてきて、遂に、正式コックとして採用
されて、仲間のイラン人を何人かを養っているそうです。

ブレ―クダンスも見て、真似して覚えた。結論は技をいい意味で、真剣に盗めば
いいのだ。今、欠けているのは、このことだと思う。

どうも、今は先生は教えるだけ、生徒は習うだけと思っている。それを真剣に真
似して、盗み取ろうという熱意や、緊張感が欠けていると思う。

その意味で昔の徒弟制度は良かったと思う。見習いとは、文字通り見取り稽古で
修業に励んだものだ。落語の師匠は弟子にたった3回しか教えてくれない。弟子
は師匠や、他の師匠や先輩の落語を必死になって見習って、自分のものにしてい
くのだ。将棋や囲碁も同じことだ。師匠の家に住みこんで、棋譜だけを頼りに一
生懸命に手口を自習して、自分のものにするのだ。

私は、例えば子供達にサッカ―を教える時には、三種類くらい教えて、その後で
今日のことについて、そのやり方やコツについて言わせて見るのだ。
逆上がりにしても、兄貴の方は運動神経はいいのだが、弟の方がなかなか上手く
やれない。それで、そのやり方を教えてから、ステップを箇条書きにして、確認
させてみる。踏み切りの間合い、利き足の問題、肘の引き付け方、蹴り上げる力
の入れ方、そして、周りの人の目を気にしない、等々。そうやって分析を本人に
やらせてみると、何回かトライするうちに上手くできるようになった。

さあ、そうなると、この成功が、他のことにも応用できるのだ。一つのことを、
他に応用を利かす。鉄棒から他のことに生かしていくのだ。

2.第二は段取りを上手くする力だ。
料理はまさに、段取り命といってもいいだろう。カツどんを作ろうとした時に、
パン粉はあるが、卵が切れているのに気がついて、途中であわてて買いに行く。
そんなことではどうにもならないだろう。あらかじめカツドンを作ろうと思った
ら、そのビジョンを描き、段取りを立てなければいけない。

「声に出して読みたい日本語」を書いた時にも、既に私の頭の中には、出来上が
りの情景が見えているのだ。
老人でも読めるような大きい字で、総ルビをふって、最初の一、二行は思い出せ
るが、あとは一寸思い出せないというような文章を選び、見開きにして、それに
分かり易い解説をつけてというように、九割方は出来上がっていたのだ。

何か集めて、こういうスタイルでやろうというビジョンがなければ、できないと
いうことが多い。そこに向けて、段取りを立てて、優先順位をつけてワンステッ
プづつ、征服していけば、大抵のことは上手くいくのだ。

一日一日のスケジュ―ルはうまくやってるのだが、人生のスケジュ―ルが上手く
いかなかったという人も多い。
うちの学生にもそういうのがいます。頭はそこそこいいのですが、単位の取り方
に問題があったので、卒業できなかったという実例があります。

先日、こんな経験談を話してくれた学生がいました。
いつも試験で、数学が苦手だったので、どうしたらいいか考えていたところ、あ
る人からヒントを教えて貰ってから、グンと成績が良くなったということです。
それは、問題を解く時に後ろの方から解くことにしたそうです。それは何故かと
いうと、一問当たりの配点が後ろの方が多いのです。だから同じ労力をかけてや
るのなら、後ろの方から解いた方が有利だということです。その方がどこで行き
倒れても大丈夫だということです。

3.第三はコメント力、要約力、質問力です。
一般に日本人は低いと言われているようです。
新庄とイチロ―を比べたら、明らかに新庄の方が上です。
サヨナラホ―ムランで勝って、記者会見でコメントを求められた時に、
「いやぁ、今日は蚊が多かったからね、早く切り上げたかっただけだよ」と明る
く笑って言うんです。アメリカ人にはそれが受けるんですね。
一方、イチロ―はと言うと「ただ自分のやり方で、コツコツとやるだけですよ」
と渋いんですね。これではマスコミには向かないですね。

対談する時、こちらの話を全然聞こうとしない人がいます。丁度つなぎのない蕎
麦みたいに、ボロボロ切れるのです。対談というものは、青と赤との糸を持って
互いに縦と横とで、織りなして、綺麗な二反の反物を織り上げるものなのに、気
がついたら、青と赤の反物ができているようなものです。
相手の話の文脈や文面を要約しながら、それに沿って進めていくのが大切です。

質問力があるかないかで、その相手の人柄がわかります。いい質問をされると、
こちらもつい教えたくなるものです。何となくいい加減な質問を受けたら、つい
こちらもいい加減になりますね。

「やぁ―、大変でしょうね。お忙しいでしょうね」とかいう月並みな質問だった
ら、こちらも「ええ、まあそうですね」と、ついおざなりな答えになってしまい
ます。あるいは、もう何百回も聞かれている「日本語について、どうお考えです
か」などときかれたら、うんざりということになりかねません。
もう少し突っ込んで「本を作る時の手順について」とか「テキストを選ぶ時の基
準について」とかいう質問だったら「これとこれと、五つばかりあるんですよ」
と答えたくなるんです。相手の質問の仕方次第で、相手の力が分かります。

コミニュケ―ションの基本は、この要約力にあると言ってもいいでしょう。

子供とアニメや、ちびまるこちゃんや、サザエさんを一緒に、テレビで見終った
ときに、あらすじを言わせてみたり、何が一番面白かったか言ってご覧と聞いて
みるのです。
小一ではまだ無理ですが、鍛えていくとだんだん上達していきます。

何か聞かれたときでも、「その質問はちょっと何が分からないのか、はっきりし
ないね、もっと具体的に言ってみなさい」と逆に聞いてみたりしましょう。

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┠●┼┨ 発行/2003.05.14
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 168 号】
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人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。
ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2003 vol.168 -
テレビ寺子屋[子供の日本語力を高める] 明治大学文学部 助教授 斉藤 隆
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前回、お送りした「子供に伝えたい三つの力」に引き続いて、「子供の日本語力
を高める」をお届けします。二つとも子供にというタイトルがついてますが、こ
れはテレビ寺子屋が、子供を持つお母さんを対象にして、「子育て」がテ―マで
すので、そうしているのです。私はむしろわれわれ大人の方がこれをマスタ―し
て、子供の見本になるべきではないかと思います。特に日本語力と言えば、当然
のことですが、日頃、私の申し上げている話し方能力と、全くと言っていいほど
一致しています。熟読玩味して下さい。

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最近の子供達の会話に使われている日本語を聞いていると、何を言っているのか
分からない事が多い。主語と述部が合ってない文が多いのだ。文が捩れていて、
単語だけが多く使われている。又、はやり言葉が多くて、〜っていうか、何て言
うかとか、何を言っているのかわからない。

知人でテレビの番組を、渋谷で収録した友人から聞いたのだが、若者を中心にか
なりの長回しを撮り、かなりよく喋るなあと感心して、いざ、編集にかかってみ
て、ハタと気づいたことがある。それは、使われている言葉に意味がないのだ。
喋っている勢いはあって、感情は伝わるのだけど、文章になってない。丁度、鉱
石に金がどのくらい含まれているかを、金の含有率というように、意味の含有率
が非常に少ない文章なのだ。

こういうのは、インタ―ナショナルにいって、評価されない。翻訳ができにくい
のだ。「まあ、こういうことで、・・・」と、さっぱり意味がわからないので、
英語に訳せないというのだ。

日本語がなぜ大事かというと、日本語ができれば、殆どの仕事ができるからだ。
先ず、勉強は殆ど日本語だ。社会科も理科も言葉がわかれば、理解できる。それ
について、発見されたことを、再生できればいいわけだからだ。

国語、英語は勿論だが、数学も言語なのだ。簡単な計算問題ならいいのだが、応
用問題になると、途端にお手上げだ。これこれ、こうだから、これが求められれ
ば、こうなるのだ、と言葉で説明できれば、それで問題解決だ。
日本語ではっきりと、段取りや経過を口で表現できれば、算数はできるのだ。
考えてみれば、これは当たり前なのだ。算数や、数学は、言語をもっとも、簡略
に、しかも論理的に表現したものだからだ。

そうなると証明問題などが大事になる。例えば、これを何とかにする、そこで、
仮にここをこうしたら、こうなる、だから先ずこれを解いて、ここにおいたら、
こうなる。言うなれば、段取りを口で言えればいいのだ。これが国語力なのだ。
母国語能力だ。

では、その国語力を身につけるには、どうしたらいいのだろうか。
それは読書力を身につけることだ。丁度自転車に乗ることに例えれば、よく分か
ると思う。一度でも乗れるようになったら、死ぬまで忘れない。そのかわり、乗
れなかったら、一生乗れないだろう。

うちの学校の明大は、比較的、運動が得意な体育系の学生が多いのです。又高校
時代、吹奏楽をやっていたとか、そういうのが多いのだ。でも本だけは読まなか
ったというのが多いのだ。だから私はいつもこれに、本が読めれば立派に生きて
いけるのになと思っているのです。体が丈夫で、汗かきます、世界中どこでも行
きます、それに本が読めます、となったら、誰でも喜んで使ってくれるだろう。

うちの学生で、顔が全く野球部というのが、ある日研究室にやってきて「先生、
本をすぐ読めるようにしてくれませんか」と言ってきました。
そこで私は、「君はバットの素振りを500回やるそうだが、その覚悟で、本を
何百ペ―ジ読んで来い」と言ったら、その通りやってきた。そうしたら、1年位
経ったらフロイト、ドエストスキ―を読めるようになりました。驚きました。運
動部などをやってたら、意外に早いです。

私はよく読書力の目安として、文庫本を100冊読みなさいと言うのです。そう
言うと、ぎょっとするかも知れませんが、100冊を過ぎたら、120冊,13
0冊も大して苦にならないのです。自転車に乗れる人は、自転車は苦にならない
し、サイクリングさえも楽しくやっている。読書もそうで、そこまでやれば、本
を読むのが、苦にならず、いくらでも読める。そこまで、高校生までにもってい
きたいと思っています。
目標としては、20000ペ―ジを読むということだ。

今の子供達があまり本を読まないのは、ルビ(振り仮名)が振ってないからだ。だ
から、総ルビにすればいいわけだ。小林秀雄でも夏目漱石にしても、ルビが振っ
てあったら、小学生でも5%位は理解できるのだ。
子供のうちに早い球を打ってればいいのだ。夏目漱石でも、ゲ―テでも、2,3
ペ―ジでもいいから、読んでいるということがいいのだ。大人でもそうです。一
寸読んだだけでも、ああ、知ってる、知ってると言いますね。

素読というものは、暗誦文化、繰り返すということで技化することです。昔は、
寺子屋で論語の素読をやったのです。意味はわからなくてもいい。
「読書百遍、意自ずから通ず」という言葉があります。

圧倒的多量をこなす方が、仕事でも良く出きる。

本は最初から最後まで、全部読まなくてもいい。途中で行き倒れてもいい。ポイ
ントだけ、20%読めば、あとは読まなくてもいい。私は一ヶ月に100冊位本
を買うが、最後まで読み通すのは、2,3割だ。後は、ポイントだけ掴んだら、
それでいいと思っている。全体の2割読んで、8割位を掴んでしまう。

厭なことは、折角読んでも忘れるということだと思うが、これも、人に話したこ
とは忘れないものだ。現在読んでいることでもいいから、どんどん人に、「今、
こんなのを読んでいる。こんな内容で、面白いよ」と話してみることだ。少なく
とも、三人に話したら先ず絶対忘れないといってもいいだろう。

又、いっぺんに平行して、何冊も読む。トイレで読む本、机に向かって読む本、
電車の中で読む本、その時の気分、場所によって読む本、いろいろあっていいだ
ろう。そうすると、毎日本を読まない日は無いというくらいになるはずだ。

そうすると、明らかに日本語能力が身につくようになる。相撲で四股を踏むよう
なものだ。

子供にある本を読ましたら、後で何が書いてあったか聞くといい。何が一番面白
かったか。ポイントは何かを言わせる訓練をすることです。

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[169]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2003.05.21
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 169 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。
ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2003 vol.169 -
テレビ寺子屋[乳がんを乗り越えて] 評論家 俵 萠子先生
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乳がんで乳房を失った女性を励まそうという思いで始めた「1・2の3で温泉に
入る会」を始めてから、早いもので、もう1年4ヶ月になります。最初に伊香保
温泉でやりました時、50人の方がおられましたが、現在では、各地に支部が全
部で7つあり、会員数も約250人になりました。

去年の暮れに一周年の記念大会ということで、熱海の温泉でやりました時は、全
国から130人の皆さんが集まり、1・2の3で一斉にドボ―ンと飛び込みまし
た。みんな感激して涙を流して喜んでくれました。私もとても嬉しかったです。

最近、それだけでいいんだろうか、もっと多くの悩んでおられる方のために、何
かお役に立つことはないだろうかと、みんなで話し合った結果、会員の方の体験
談を纏めて,励ましの意味を込めて、全国へ贈ろうということになりました。

各自の持ち寄った小さな体験記を80ペ―ジの小冊子に纏めました。
題名は「病気がくれた贈り物」副題が「がん体験者64人の手記」です。
今日はその後日談と、2,3の内容のご紹介と、最後に私の感想をお話したいと
思います。

最初、どのくらい作ったらいいのか検討がつかなかったのですが、新聞やテレビ
で紹介をしてもらったせいでしょうか、葉書やFAXでお申し込みを頂くわけで
すが、何と、多い日には一日に200通、少ない日で3〜40通位、舞い込む状
態で、2000部ほどがあっという間に出てしまい、続いて1000部増刷した
次第です。
あまりの多さに考え込んでしまいました。3人に1人が「がん」で死ぬといわれ
てますが、こんなに本の申し込みが多いのは喜んでいいのか、悲しんでいいのか
分かりません。

今、たくさん申し込まれている中のFAXのごく一部をご紹介します。

神奈川県のある女性の方です。

「私は3年前に、左の乳房を摘出しましたが、その時の薬の服用のせいで、太っ
てきたので、スポ―ツクラブのプ―ルに通うことにしたのですが、なかなか勇気
が出なくて、ついコソコソとなり、悩みました。自分も辛いが、見た方も、嫌な
気持ちになったり、びっくりするのではと、気持ちが沈み、とても辛いのです。
そして、何よりも辛かったのは、夫が嫌がったことでした。
私としては、一番、夫に身も心も抱きしめてもらいたかった時だったので・・」

事実、自分が7年前に乳がんになった時、5年間は女性ホルモンを抑止するとい
う薬を飲まされたのですが、どうしても体重が増えるのです。
又私も、かって何人かの会員さんと一緒に温泉に行き、脱衣場からお風呂に向か
う途中で、お風呂場から戻ってくる普通の人が、どんな気持ちで言ってるのかわ
かりませんが、友達と「今日は嫌なものを見たわねえ」と話しているのが、耳に
入り、ドキッとして胸が痛くなった思いをした経験があります。その方は悪気が
なく、なにげなく言ったと思いますが、知らないうちに、他人にどんな影響を与
えているかと思うと、しみじみたった一言の恐ろしさということを感じさせられ
ました。

反対にこんな優しい岩手県の男性からのFAXもあります。

「小生の家内も、昭和49年に手術で左の胸を摘出してから、28年間、温泉に
も銭湯にも行ったことがありません。それからというものは、「習いもの」はお
ろか人の集まるところにもいけなくなりました。私は詩吟や、ゴルフ等に行くの
で、妻と一緒に温泉にでもと思ってるのですが、そういう事情なので、是非この
本を送って欲しい」と、手紙を添えて申し込まれました。

そうなんです、病気は、お医者さんや薬で身体はよくなっても、心までも弱くし
てしまうのです。

まだまだ、たくさんの事例を読むにつれて、改めて思ったことがあります。
それは、新聞、テレビ等で「がん」がトップということを見聞きするのですが、
私達は、もっとしっかりした知識を、身につける必要があるのではないでしょう
か。
自分が実際に病気になった経験から言って、あわてて本や、家庭医学辞典などを
読んでも、素人がそう簡単にわかるものではありません。その時、実際になった
人の体験記が実に頼もしく、又よく理解できるのです。どんな自覚症状があり、
どんなお医者さんに診てもらい、どんな治療を受け、どんな心理状態だったのか
どんな事後経過なのか等々、非常に参考になるものです。

私が最初に「癌」といわれて、その「癌」という文字を見た時、頭が真っ白にな
りました。病だれに、悪い事が、山のようにたくさんある、というように見えま
した。なんと怖い文字だと、ぞうっとしました。その後だんだんと落ち着きまし
たが、それも必死になって、体験談を探して、読んだおかげです。

ここからは、私の感想ですが、病気というものは、誰でも決してなりたくてなる
ものではありません。でもなるということが、全部マイナスとはかぎりません。
この中の感想の一つに、私は歳をとるのが、今まで大嫌いでしたが、40才にな
った時、「ああ、こうやって、歳を重ねられることは、幸せなことだなあ」とす
むじみ感じました。

又、別の方は、「世の中にはなんでもないこのに、良い日だなあということがあ
るのに気がつきました。それまでは何かいいことがある日が良い日だとばかり思
ってました。」

私自身も、今になって、少しは、人様の悩みや、悲しみや、辛さを敏感に分かる
ことができるようになったと思います。

病気になったことを、マイナスだけと考えなくて、プラスの面も捉えて、これか
らの人生を明るく生きていこうじゃありませんか。

ちなみに「病気がくれた贈り物」はB5版、80ペ―ジ。一部千円(送料別)。
申し込みは希望部数をFAXか葉書に書いて、下記へ送って下さい。

〒371-0101 群馬県富士見村赤城山1789-64 俵萠子美術館内
「1・2の3で温泉に入る会」本部 FAX 027―288―8700へ。

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[170]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) =============================
┠●┼┨ 発行/2003.05.28
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 170 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。
ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2003 vol.170 -
テレビ寺子屋「子供が何故勉強しなくなったのか」教育評論家 尾木 直樹先生
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99年頃から、盛んに子供の学力低下が言われているが、一体本当なのか、もし
そうならどうすべきかについて考えてみたいと思う。たしかに2,3年前から上
がってはいないとは思うが、先ず実態を調べてみよう。

試みに会場のお母さん方に、どんな子供に育ってもらいたいか、について下記の
三つの質問をして、二つの答えを求めてみた。

(1)健康な子供に育ってもらいたいか?。
(2)学力がしっかり身についた子になってもらいたいか?
(3)人の痛みがわかる、心の豊かな人になってもらいたいか?。

結果は、(1)と(3)が殆ど同数になり、(3)は意外にも非常に少ない。

これは、(2)だけ単独で質問したら、もっとアップしてくれと言うのは当然だ
が、他の選択肢をつけたら、例外なく、(2)はぐっと下位になる。
実際に、過去1ヶ月以内に7箇所で3000人を対象にアンケ―トを実施した結
果、実証されている。

ここから、言えるのは、多分にマスコミのミスリ―ドであると結論できる。

ここで、それでは、勉強しなくなったのか。どうしたらもっと意欲的に勉強する
ようになるかに焦点を合わせて、話してみたい。
先ず、現状を分析してみよう。

確かに学力低下と言われているが、国際的なデ―タからみて、数学は、1位、
理科は2位、国語は8位、その他は大体4〜5位という実態である。

ところが、ここで問題なのは、学習意欲の問題なのだ。これが、なんとビリに近
い状態なのだ。
今の子供達は、現在の大人たちが子供の頃より、勉強しなくなったかと考えてみ
ると、確かにしなくなってきているのは、事実である。

(1)ここに、ある関東圏内の市で1965年から、5年毎にアンケ―ト調査し
ているデ―タがある。

質問は「もっと勉強したいか?」である。

それに対して、「もっと勉強したい」と答えたのが、
1965年は65%だったのが、5年ごとに減っていき、
2000年は24%になっている。

だんだん落ちてきて、一度も上がっていない。

(2)去年の暮れ、NHKが1800名の中、高生の家での勉強時間を調査した
結果、1982年が平均2時間あったのが、2002年は1時間13分に減って
いる。約半分になっている。

(3)学校以外家で殆ど勉強しないというのが、中学で20%、高校で40%で
ある。
以上のデ―タで、勉強しなくなったことでは、一致している。

(4)日本とアメリカと中国で、中学生のどこまで進学したいかの意欲の調査結
果がある。

日 米 中

4年制大学 38.9% 30.1% 19.9%

大学院修士 1.0% 28.6% 23.7%

大学院博士 2.4% 18.0% 47.5%
―――――――――――――――――――――――――――――――――
大学院合計 3.4% 46.6% 71.2%

将来何になりたいか スポ―ツ スポ―ツ IT
音楽 学問 学問
ファッション
第八位が学問だ。

今の数字が上がってるとか、少ないとかも勿論大事だが、問題は学習時間が少な
くなっているのと、学習意欲の問題だ。
上記の各種の分析から、もう少し敷衍して考えてみると、現在の大人たちの時代
は大人になることの夢があったのではないかと思う。

昔は「どうして勉強しないといけないのか」とお母さんに聞いたら、「あんた、
お父さんみたいになってもいいの」と言われたものです。

勉強してよい成績をとって、一流の学校を卒業して、一流の会社に入って出世す
るというコ―スが設定されていたから、頑張って勉強に励んだ。せめて、高校く
らいは何とか出ていないという空気があった。

ところが、今はいい学校を出て、いい会社に入っても、果たしてその会社がどう
なるかわからないという、不確実な時代になり、成り立たなくなってきている。
ある意味で、夢が少なくなってきている。音を立てて崩れていったのです。親も
そう思っている。

反面、本当に勉強が嫌いなのかというと、そうでもない。自分に役に立つという
ことに対しての勉強は望んでいる。八割、九割の子供がそれを願っている。出世
の為ではなく、自己実現できる、自分は生きているんだと言えるようになりたい
という気持ちがある。

昔と今は環境が変わってきている。勉強した方が得だという考えよりも、自分の
やりたい事の為なら勉強したいとという気持ちが強くなってきている。

あるところで、一番、勉強していて充実感を感じているのはどこかというのを調
査したら、中学、高校、専門学校、大学のなかで、専門学校がなんとダントツで
24%。他はそれぞれ、7〜9%程度というデ―タ結果が出ています。つまり目
に見える、現実に役立てることを求めている。

静岡の春野小学校の校長先生が、こう言ってます。
町のお年寄りに子供達が雲のことを聞いたら、山のこんなところに、こんな雲が
でたら、明日は雨になるとか、あるいは台風がくるとか、教えてもらい、それを
すぐインタ―ネットで調べて、なるほどと納得し、お年寄りを信頼するようにな
ったということがあったそうです。

又ある先生が、子供たちに「見る」という字を教えた。すると子供達が別のこと
で、「お医者さんが患者を見る」と書いたので、このときは「診る」と書くのだ
と教えたら、クラス36名全員が非常に喜んで、すぐ覚えたということです。
学習指導要領になくても、教科書に無くても、こういうようにやってもらいたい
ものだ。

昔と今はエネルギ―源が違ってきたのだ。
親も先生と一緒になって、新しい仕組みを考え出していく努力をすることが必要
だと思います。

昔は取りあえず勉強してればと言っていたが、今はそうではなくなっている。
自分を見つめて、何をやりたいかをしっかり考えることが大事です。

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IA magazine 素晴らしい人生のために 毎週水曜日発行(週刊誌) No.170

責任■小林高一/インプットアルファ現代情報研究所 ko-ko@bb.futaba.ne.jp
執筆■中村豊秀/ヒュ―マンコミニケ―ションセンタ― LDJ04070@nifty.ne.jp
配信■まぐまぐ 0000026706 http://www.mag2.com/ 登録と削除もこちらから

Copyright(C) 2000-2003 Toyohide Nakamura All rights reserved. 無断転載禁
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