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素晴らしい人生のために/今日の応援歌
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[184]
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┠●┼┨ 発行/2003.09.03
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 184 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。
ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2003 vol.184 -
テレビ寺子屋[子育てのいろは] わらじ医者よろず診療所所長 早川 一光先生
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京都の西陣で50年間医者をやってましたが、その後、京都の過疎地に移って7
年やってましたが、80才になったから、いや、80才でも出きるのではなく、
いや80才だからこそできる医療をしたいと思い立ち、去年の6月から、今度、
一人でわらじ医者よろず診療所を開きました。先ず、白衣を脱ぎました。白衣は
医者の権威で、患者はこれだけで硬くなることもあるのです。血圧計と聴診器だ
けで、検査も薬もなく、ただただ、じっと聴くだけです。

「こんにちは!」「・・・・・」あれ、お声が小さいですね。もっと大きな声で
どうぞ。
「こんにちは」「こんにちは」ありがとうございます。それでいいですね。「い
きき」が大事なんです。「いきき」というのは、病気がなくて、元気で丈夫とい
うことではなくて、行き、来る、行ったり、来たりの意味の「行き来」です。声
と言葉のやりとりということです。いききがあってはじめて活き活きとなるので
す。親子関係で、親と子の間でも、言葉や心の交流がなにより大事なのです。

お嫁さんと、おばあさんとの間で、朝のあいさつとして、
「お母さんお早うございます」と言ったら、「ああ、おはよう」といきいき返事
してください。
折角あいさつしたのに、ジロッと時計を見上げて、
「おや、もう10時だよ、10時過ぎたらこんにちはだよ」
といやみたっぷりに言われたらどうでしょう。悲しくなるに違いありません。

ところが、もし、「お早う、あら、たまの休みなんだから、もっとゆっくり寝て
たらよかったのに」と言われたら、ああ、今度からもっと早く起きようとするで
しょう。そして、いつまでも生きていて欲しいなあと思うでしょう。それにひき
かえ、嫌味たっぷりに言われたら、早くお迎えがくればいいのに、と思うでしょ
う。

昔の寺子屋は、「いろは」と字の書き方を習いに行ったのではない。「いろはに
ほヘと、ちりぬるを、わかよたれそつねならむ、うゐのおくやまけふこえて、あ
さきゆめみし、ゑひもせす」「色は匂えど、散りぬるを、わが世誰ぞ常ならぬ、
有為の奥山今日越えて、浅き夢見し酔ひもせず」というものごとの理屈、「花が
馥郁たる香りが匂いたつように咲きほこっても、いつまでもそのままではない、
風が吹いてきて散ってしまう」というこれが人生だよという、人生勉強の「いろ
は」を勉強に行ったのです。

美しい五月晴れのいいお天気も、いきなりいいお天気があったのではない。2月
の深い雪に覆われた寒い冬、三月のわっと吹きすさぶ風、4月のしとしととして
降る雨と、厳しい2,3,4月と乗り越えて、明るい五月晴れがあるのです。生
きてくということは、「く」というように、苦があるものだ。

天気がいい日ばかりではない。お母さんが「今日は雨が降りそうだから、傘を持
って行きなさい」と言うのを聞かずに学校に行ったが、昼過ぎから雨が降ってき
て、困ったなあと、思っていると、お母さんが長靴と、傘を持って迎えにきてく
れた。「お母さん、ありがとう。」「ほら、ご覧なさい。言うことを聞かないか
ら」「お母さん、ご免なさい」「さあ、もういいのよ、一緒に帰りましょう」

さあ、そうなると、今まで早く雨が止めばいいのに、と思っていたのが、そう簡
単に止んでくれたら困る、このまま、降り続いて欲しい。
それが「雨、雨、降れ降れ、母さんが、蛇の目でお迎え嬉しいな、ピッチ、ピッ
チ、ジャプ、ジャプ、ラン、ラン、ラン」という歌になりました。
ピッチ、ピッチというのは、雨水が跳ねる音です。ジャブ、ジャブというのは折
角履いた長靴で、わざと水溜りのところを探して、歩いていくところです。
ラン、ラン、ランはその時の子供の嬉しい気持ちを表しているのです。

やがて、お母さんと二人で帰りかけて、ふと見ると、柳の木の下で、雨に降り込
められて、子供が泣いている。「お母さん、あそこで泣いてる子がいるよ。僕、
傘を貸してあげてもいい。」「ええ、いいわよ。そうしてあ-なさい。いいこと
に気がつきましたね」お母さんが子供を褒めてあげる。二人の心と心が通じいあ
ってるわけです。子供は嬉しいですね。
「あれあれ、あの子はずぶ濡れだ。柳の根方で泣いている。ピッチ、ピッチ、ジ
ャブ、ジャブ、ラン、ラン、ラン」
「母さん、僕のを貸しましょか。君、君、この傘さし給え。ピッチ、ピッチ、ジ
ャプ、ジャプ、ラン、ラン、ラン」
「僕ならいいんだ、母さんの、大きな蛇の目に入ってく。ピッチ、ピッチ、ジャ
プ、ジャプ、ラン、ラン、ラン」
傘を借りた子供は遠慮して、だって僕に貸してくれたら、君が困るじゃないか。
いや、いいんだ、僕ならお母さんと相合傘で行くから大丈夫だから。お互いに相
手のことをちゃんと思いやっている暖かい気持ちがあるのだ。

もし子供が困っている子供に傘を貸してもいいか、と聞いてきたときに、
「よしなさい。こんな雨が降るのに、迎えにこないようなお母さんが悪いのだか
ら、そんなのは放っておきなさい」というお母さんがいたとしたら、50年後に
体がいうことを利かなくなった時に、子供に頼んでも、誰も助けてはくれないで
しょう。
教育と躾は50年後にそういう形で現れてくると思います。
私は57年間、じっと人生を見てきて、教育の力不足を感じているのです。毎日
の日常の生活の中に、本当の教育があるということを知ってもらいたいのです。
ただ学校に預けていればそれでいいのではないのです。

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[185]

┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) ===============================
┠●┼┨ 発行/2003.09.10
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 185 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。
ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2003 vol.185 -
テレビ寺子屋[天才から学ぶ元気術] 明治大学文学部 助教授 斉藤 隆先生
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ある意味で「目からウロコが落ちた」という感じがしました。どうも私達は自分
勝手に思い込んで、自分には無理だと最初から諦めている点があるような気がし
ます。今日の話からは、随分と啓発される面がありましたので、早速トライして
みたいという意欲が湧いてきました。その反面、うん、これは俺もやってるなと
自信がついた面も幾つか発見し、嬉しかったです。

もう一つの気づきは、数多くの寺子屋をVTRに取り、再現しながらよく聴いて
メモを取っていくのですが、同じ25分間ですが、講師によっては、A4版2枚
から、3枚まで、ビッシリと無駄なくまとまるのと、ただおしゃべりと、無駄な
口癖が多くて、内容的には、A4版1枚しか取れないのもあります。
話の構成力、話題の選択、話し方、表現法、等々、参考になることがいっぱいで
す。やはり、数多くの実例に接し、そこから自然に勉強することの大事さを勉強
させていただいてます。これからも研鑽を積んでいきたいと思います。 中村

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天才とは生まれつきできるからではなく、「上達するのが上手な人が天才だ」と
考えると随分と気持ちが楽になると思う。普通私達は、天才の真似はなかなか難
しいと考えるが、果たしてそうだろうか。私はむしろその反対に、天才の方が真
似しやすいと思う。なぜかというとヒントが一杯つまっているからです。天才か
ら元気術を盗むのだ。天才の真似をする、言い換えれば盗むのに、どうやって盗
むのか。上達術が上手になればいいのだ。
もともと、日本人は天才という言葉に弱い、ということは、天才と言う言葉が好
きなのだ。漫画のスラムダンクは自分でバスケの天才だと言い続けている。天才
という言葉は自分を元気にしてくれる。普通の人でも天才という言葉を使っても
いいのだ。
才能を天から貰ったばかりでは駄目だ。上達方法が上手いのが天才なのだ。

天才の条件について考えてみよう。

1/量が多いということが大事だ。日本では今まで、質の高いものを少なくやる
のが、いい仕事で、量が多いと雑になるという考え方が多かったと思う。これは
和食の懐石料理を見ればわかる。だが、世界的なレベルから見ると、量が多いと
いうことの方が大事なのだ。
ピカソは一日一個よりもっと多い2、3個の作品を手がける。完成にこだわらな
い。わっと描いてよしこれは出来たと思ったら、あまりこだわらずにすぐ次にい
く。もちろん足りないと思ったものは、すぐ次の作品に取り込んで生かす努力を
する。従って、ピカソ自身が言っているが、自分の作品には完成品はないと言っ
ている。あくまで、プロセスに過ぎない。

勉強もそうだと思う。
ある科目で100点満点のところ、95点取ったとして、あと5点取って、満点
にしょうとするのには、かなりのエネルギーが必要となる。ところが、別の教科
は、60点のものがあり、それに意識を集中して80点を取る努力の方がはるか
に楽にいく。大量にこなして細かいミスにはこだわらない。どんどん次にいく。
そのエネルギーが大切だ。

イチローは、日本で多分一番多くボールを打っているのではないかと思います。
小学生の頃、お父さんが5メーターぐらいの距離から、ボールをかなりのスピー
ドで投げてイチローは打ち返す。それが終って、毎晩名古屋の空港付近のバッテ
ィングセンターに通い、打ちまくったそうです。通算一日に何百球、いや100
0球近く打っているんです。又、プロになってからでも、キャンプでの練習で、
普通の選手は20分くらいで、止めるのに、彼は2〜3時間も続けるのです。
では、そんなに長時間も何故でききるのだろう。それは、体力の問題よりも、飽
きないということです。何故、飽きないのかいうと、課題意識を持っているから
です。バットの芯に当てるように狙う。意識的に中心から何ミリ下を狙って、打
ったらどうなるだろう。タイミングがどうずれているか、等々。気がつくと、何
百球と打っているわけだ。そういった努力の積み重ねが身について、現在に生き
ているのだ。

私は子供を100人近く集めて、月に2回塾を開いてますが、四股を踏ます時に
先ず1回踏まして、さあ、あと9回全部で10回やろうというと、例外なくほと
んどが「えーっ」という声があがります。これは「えーっ、そんなにたくさん」
という嫌がっている意味です。特に最近は男の子供の方が、女の子より多いので
す。世の中変わったなと思います。ところが10回位やってみたら、そう大した
ことはない。やる前に10回でもう多いと思ってしまう。

私も男の子供がいますが、キャッチボールをやると、すぐ疲れた、疲れたと言い
ます。そこで「よーし、疲れたならば、これから500球投げるぞ」と言うと、
またまた、「えーっ、500もぉー!」です。確かに小学校4年には一寸ハード
かも知れませんが、100球やって、水を一杯、また100球やって、水を一杯
という具合にやったら、なんとか500球位はやり通せるものです。それを何回
かやって、500球に慣れてくると、自信がついてくるものです。なぜかという
と、プロでも、甲子園の選手でも一試合で投げるのは、平均130〜140球位
です。500といえば、その3〜4倍の分量です。それくらい、投げられるんだ
という自信です。500球くらい大丈夫だという自信が付くと、100球なんて
心理的にも負担がなく、十分余裕ができるもんです。

マラソンでもまだ走ったことがないところは、とても不安なものです。知らない
ところへ行くときでも、まだかまだかと尋ねて行く時は、結構疲れるものです。
ところが、一遍行ったことがあるところや、知っているところなら、それほど疲
れない。それと同じだ。

宮沢賢治は一月3000枚の童話や、詩を書いた。岩手から東京に出てきて、一
気に書いてトランクに詰めて持ち帰っている。

量的な積み重ねが質的な変化を起こしたのだ。これを質的転化という。量が質に
転化するということだ。

回数を何回かやると、徐々に効果があがってくるのですが、ある程度くると、暫
く停滞する。ここで止めたら何にもならないが、もう少ししたら、カクーンと急
激に上昇するものだ。

天才の第二の特長は自分の最も得意とするものに、全力投球すること。
ブランド・ファッションで有名なココシャネルの女性オーナーのガブリエル・シ
ャネルは、服を作るけれど、縫い物が嫌いでした。デザイナーのくせに、そんな
馬鹿なと思うでしょうが、その代わり鋏が大好きでした。
首からいつも鋏をぶら下げていたそうです。
切るのは得意だが、縫うのは不得意。モデルの身体に生地を巻きつけておいて、
イメージの湧くままに、直接カッティングしていくのです。しかもちゃんとサイ
ズを測って、型紙を作って裁断したように、見事にカットしていく。カットの仕
方は人によって違いますが、彼女はシンプルさが手法で、どんどん剥ぎ取ってい
くように鋏を入れていくのです。
当時のファッションは帽子の頭の部分は小さくて、鍔の部分がとても大きかった
り、服にしてもフリルや、ポケットがたくさんついているのが、流行してたので
すが、できるだけ無駄なものを排除して、活動しやすいスタイルにするのです。

もともと、彼女は、両親はいたのですが、事情があって、修道院の孤児院で育っ
たのです。孤児院は白、黒、ベージュで、シンプルです。そこで自分の作るファ
ッションもその三色を基調にしてました。自分の過去を全て使い切っているので
す。一番得意な習慣を技にしてしまうのです。癖とか習慣の技化を量によって、
大成していくのです。

宮沢賢治は首から鉛筆をぶらさげていたそうです。そして、ふっと発想したらす
ぐメモに書き留めるのです。普通の詩人は書斎で、あーとか、うーとか言いなが
ら文字をひねくりながら、詩を作るのが多いのですが、彼は違って、外でハッと
気がついたことを、メモしておいて、詩作に励んでいたのです。
彼は歩くのが大好きで、しかも大股で、早くて、山登りも得意でした。移り変わ
る風景をメモに取っていて、詩を作る。これを詩を作る技法で、心象スケッチと
いいます。

イチローは細くて、小さかったものですから、球を遠くに飛ばす為に大きく振り
かぶるゴルフスイングを、編み出したのです。野球の先輩は、あれはよくないと
忠告しているのですが、自分のスタイル、癖を、技化して、自分の身につけたの
です。これができるとスタイルができるのです。野茂も自分のスタイルにしてま
す。王の片足バッティングもそうですね。

ゴッホが描いたものは、どれを見てもゴッホだとすぐ分かるように、癖を徹底的
に生かすのです。何でもいい、自分の特技、癖を工夫して、本当に自分のものと
して、身につければいい。そして自分を天才だと思えばいい。誰にも遠慮するこ
とはない。

先日、スケートの清水選手と話す機会があったが、彼は実に頭のいい人です。
自分の腰の筋肉をどうすれば、ベストコンディションにもっていけるか、研究し
て、スケート選手として成功したのです。その他全て的確に認識して行動してお
られます。自分が何の為に、何をしているか。練習量が驚異的に多くても、課題
意識があったなら、少しも苦にならないということを覚えていて下さい。

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[186]

┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) ===============================
┠●┼┨ 発行/2003.09.17
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 186 号】
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人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。
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----------◆CONTENTS◆------------------------------------2003 vol.186 -
テレビ寺子屋「住みよい国、日本」 山形弁研究家 ダニエール カール
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今、私達はものごとを少し、悲観的、消極的に見ていないでしょうか。いや敢え
て言えば、半ば諦めの気持ちでいると言っても過言ではないと思うくらいです。
しかし、これでは何の進歩も望めません。
どんなに困難なことでも必ず、別の観点から見たり、考えたりする必要がある。
つまり、客観的な立場で見ることです。「いかなる場合にも、常に積極的な心構
えを保持して、堂々と人生を活きる」こんな気持ちで、今日の寺子屋を読んで欲
しいと思います。(中村)

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私は今43才で、日本にきてから、もう23年になるから、こちらの方が長くな
りました。アメリカに帰ったときは、勿論英語で話すのだが、あいづちの時、つ
いうっかりして、日本語で打つことがあります。もともと、アメリカでは、あい
づちは「 I see 」とか、「 A han 」と、わりと少ないのですが、日本語で
は、「うん」「ええ」「へえー」「なるほど」「そうー」とか、一言毎にほとん
どあいづちを打つ習慣がある。それで私もつい癖になっていて、日本語であいづ
ちを打ってしまうのです。
おやじなら、知ってるからいいのですが、知らない人は、びっくりします。文化
の違いですが、日本では、10秒置きくらいに打たないと、お互いに不安になる
し、親切でもあり、優しいということでもあるのです。

何故、日本に長く住んでいるかと言うと「住みよい国、日本」と思っているから
です。そうだ、皆さん、今日本が住みよいと思ってますか。半分くらいは、「
そうだけどもなあ」という人もいるでしょう。当然全然問題がないという国はな
いでしょうが。

私にとっては、毎日がアドベンチャー、つまり冒険でした。17才の時、1年間
奈良に留学し、二回目に、大学の時、大阪、京都、佐渡島と伝統芸能の研究で回
り、日本の良さと、各地の方言も勉強しました。それから、アメリカに帰り、残
っていた1年間の大学の勉強を済まして、三度目に日本語の標準語をと思って来
たのだが、山形へ英語の教師として行くことになり、現在にいたってます。今は
東京の池袋に住んでます。皆さんは、日本は狭くて、小さい国と思っている人も
いるでしょうが、実は日本は馬鹿でかい国です。なぜ好きかというと、バラエテ
ィに富んでいて、いろいろと新しい発見があるからです。

1.食文化、食材が豊富な国です。島国だから、海の幸、山の幸がたくさんあり
ます。ほや、なまこ、くさや、蜂の子、いなごの佃煮まであります。虫ですよ。
アメリカ人なら絶対に食べられません。山形、特に内陸では、タンパク質が足り
ません。魚が取れない。川魚は時々たべますが、家内の父に聞きますと、魚は年
に二度、正月か、誕生日くらいしか食べたことはないそうです。勿論当時は牛肉
も豚肉も食べなかったので、どうやっていなごをおいしく食べようかというお母
さん方の生活の知恵だったのです。タンパク質もビタミンBもカルシュウムも入
っているのです。

2.治安がいいのです。こんなに安心して暮らせる国はありません。現に私は日
本に住んで、23年になり、しかも今は池袋の西口におりますが、一度も、空き
巣や、強盗などの犯罪に遭ったことがありません。確かに昔より犯罪が多くなっ
ているのは事実だが、他の国に比べたら、抜群に治安がいいのです。それはお互
いが見守っているからだと思います。
私の友人で、体の不自由な男性がいるのです。彼が車椅子で外出した時ですが、
駅の階段の下などに差し掛かったりすると、すぐ4,5人の男の人が手を貸して
くれます。本当に有難いです。とても優しい人が多いです。

3.交通網が整ってます。どれくらい凄いかというと、今の若い人は、生まれた
時から便利だから知らないかもしれませんが、驚くほどいいのです。
車がなくても、日本国中、どこにでも自由に行けるのです。飛行機、新幹線、在
来線、バス、タクシー等々、どんなところにも行けます。時間とお金が有りさえ
すれば大丈夫です。いや、お金がなくても平気です。
私が学生時代に和歌山地方、山陽方面、北海道とヒッチハイクでいろいろ回った
ことがあります。ただ、ヒッチハイクも場所によっては難しい時もあります。

北海道がそうでした。車が時速70キロくらいで、ビュンビュン飛ばしているの
です。ある時、4,5台続いてパスされたので、今日はもう一台駄目なら諦めよ
うと思ってましたら、そこへ100キロくらいで飛ばして来るのがありましたの
で、ああ、これは駄目だろうなと思いましたが、駄目でもともとと思って、親指
を立てて待っていました。すると案の定、猛烈なスピードでビュッーと目の前を
走り過ぎました。その瞬間、キキッーと急ブレーキをかけて、止まろうとしまし
た。でも100メーターくらい先でやっと停まりました。そして、今度はそのま
ま全速でバックしてきて、私の前の5メーターほどのところまで来て停まりまし
た。
そして運転していたおじさんが車から降りてきて、「どうした、指でも怪我した
のか」と聞いてくれました。「これはヒッチハイクといって、車に乗せてもらう
合図です」と言いましたら、「なんだ、そうか、怪我じゃなかったのか」と言っ
て又、車に戻ろうとするので、慌てて、「すみません、乗せてください」と言い
ましたら、「駄目だ、俺は急いでいるのだから」と又、ビュウッと飛ばして行っ
てしまいました。私はこのおじさんは優しい人だと思います。なぜなら、急いで
走りながら、親指を立てているのを見て、怪我しているのじゃないかと思って、
忙しいのにわざわざバックしてきてくれたのですから。もし乗せてくれたら、も
っとよかったのですがね。

ハードだけじゃなく、ソフトの面で思いやりがあるのです。
いろいろと、食文化、治安、交通網の三つの面から述べてきました。
勿論不景気、教育、福祉等々、問題点があるのも事実ですが、細かいところだけ
見ないで全体のプラスの面を見るのを忘れないようにしましょう。前向きに考え
て、悪いところは直すようにしていきましょう。

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[187]

┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) ===============================
┠●┼┨ 発行/2003.09.24
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 187 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。
ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2003 vol.187 -
テレビ寺子屋「ダニエル先生の日本語」 山形弁研究家 ダニエール カール
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日本語は修得するのに難しいと言われてますが、文法的には比較的易しいと思い
ます。英語のように過去分詞とか、関係代名詞とか厄介なものもありません。
ア、イ、ウ、エ、オという母音も五つしかありません。
ただ、日本は歴史が長い国ですから、表現力や、言い回しに奥深いものがありま
す。日本語で理解して、それに英語でいくつか補足しないとなかなかうまく言い
表せません。例えば、「懐かしい」という言葉一つをとっても、日本語では、そ
れだけで分かるのですが、英語には、そのものずばりの言葉はありません。
「昔、これこれ、こういうことがあった。今それを思い出すと、ノスタルジィッ
クな気分になりました」というぐあいに、長くなります。

アメリカ生まれの母国語が英語の私が日本人に日本語を教えているくらいですか
ら、これから、皆さんが外国人に会った時「外国人イコールチンプンカンプン」
という古い先入観を捨てて下さい。
江戸時代、明治、大正、昭和の初め頃までは、確かに日本語のわかる外国人は少
なかったと思いますが、今はかなり変ってきています。今は日本に来ている外国
人の7,8割は、来日前にか、来てからかは別として、ある程度は日本語がわか
るのです。そこで、皆さんも、今までの先入観を捨てて、日本語で、話しても構
わないのです。大体通ずる筈です。ただ日本語には落とし穴があるように思いま
す。日本人同士でやっても気がつかないでしょうが、結構、あいまいな点がある
のです。一言で言えば、情報が足りないのです。

英語は、S、V、Oで表すように、主語、述語、目的語の構成が西洋の基本にな
ってますが、日本語は違います。

1.主語が無い、というか、主語を使わないのです。なるべく使わないようにし
てると言ってもいいでしょう。ところが、英語を使う人にはそれがじれったいの
です。
私が始めて日本に来て、奈良県の五条市に住んだ時、どうしてもわからないこと
がありました。それは皆が出かける時の挨拶で、「行って来ます」ということで
す。これを直訳すると、行く、来る、の「GO,COME」です。これではわか
りません。動詞しかない。主語、目的語がないからです。当然「誰が?」と聞き
たくなるのです。
これも日本人にしてみれば、「は?何を言ってるのだ。言ったのは私だから、私
が行くに決まっているじゃないか」と思うに違いないでしょう。次に「どこに行
くの?」と聞かれたらこれも又、「あのな、制服着ているのだから、学校に決ま
っているじゃないか。とか、背広を着ているから会社じゃないか。」となるのが
当然だと思います。でも外国人にとっては、言ってないから、判らないのです。

日本人は余りものを言わないほうが美、口数が少ない方が美とされているようで
すが、アメリカでは反対に口数が多い方が美とされてます。
「私はこれから学校へ行きます。5時に帰ってくる。」と言います。
日本は、「後は想像にお任せ」というタイプです。

私が以前あるテレビ局に出演していて、控え室にいた時、私のマネージャーがド
アから、一寸顔を覗かせて、「ダニエルさん、明日の仕事が一寸あれだから、お
願いしますね」と言って、片手を顔の前で振ってそのまま急いで行ってしまいま
した。私は一瞬、「時間が早いのか、きついのか、ギャラが安いのか」何を言わ
れてるのかわかりませんでした。何しろ、片手で拝むようにしたゼスチャーは、
何か、我慢してくれと、頼む意味だとそか取れないからです。

2.次に婉曲的な表現もすばらしい特長だと思います。
山形に着いたばかりの頃、上司の先生とある研究会に出て、そのパーティ会場で
のことです。私はできるだけ多くの方にご挨拶をしていた方がいいと思って、挨
拶をした時です。「いやーこの間はどうも」とお互いに言い合ってましたが、こ
れも外国人にはわからないですね。三日前か、去年のことか。どうもとは一体何
か。
その時、会場の向こうの方で、丁寧に挨拶を交わしている一人の人がどこかで見
たような気がしたので、確かめようと思って、上司に「あの人は先生ですか」と
聞きました。すると上司は「うん、あの人は多分先生でねーかと思うんだけど」
と言うんです。これには驚きました。半分以上、語尾の言葉です。
(あの人は先生で)は肯定語です。(ねーか)は否定語です。(と思う)は肯定
語です。(だけど)は否定語です。
つまり、この話は、プラス、マイナス、プラス、マイナスと交互になっているの
です。結局この話は、分析不可能です。意味は、「判らない、知らない」という
ことです。何でそれを言わないのか。ずばり、判らないと言ったら、「何、怒っ
ているんだろう」と思われるかも知れないと、心配しているのだ。率直に言うの
は、きつく聞こえると思っている。

外国人は、知らなかったら、「I dont know]とはっきりそう言う。
すると相手は「じゃー、違う人に聞こう」となります。

3.直訳できない表現がある。直接には翻訳できない表現をする。長い歴史から
文学的に深い言い回しと表現法を研究した結果、比喩が非常によく使われる。か
って私が上司と二人で、車で、佐藤教授の所へ行くことになりました。かねて佐
藤先生がかなり偉い人だと聞いてましたが、まだお目にかかったことがなかった
ので、もう少し、予備知識を得てた方がいいと思って、上司に「佐藤先生はどん
な人ですか」と質問しました。すると上司は「あの先生はいろんな本や、教科書
も書いておられるとても、顔の広い人だと言いました。」はびっくりしました。
そしてだんだん早く会いたくなくなりました。どのくらい広いのだろう。アンパ
ンマンみたいな人だろうか。

日本にはその他身体の部分を使った比喩がたくさんある。「足もとを見る」、
「足を引っ張る」「揚-足を取る」などなど。「顔が広い」も辞書を引いても、
「顔」のところをひいても、「広い」ところをひいても、載っていない。結局、日
本人の友達と話して、教えてもらわなければ、判らないのです。だから、皆さん
も外国人とあったら、ばんばん日本語を使って、判らないことは教えてあげて下
さい。

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IA magazine 素晴らしい人生のために 毎週水曜日発行(週刊誌) No.187

責任■小林高一/インプットアルファ現代情報研究所 ko-ko@bb.futaba.ne.jp
執筆■中村豊秀/ヒューマンコミニケーションセンター LDJ04070@nifty.ne.jp
配信■まぐまぐ 0000026706 http://www.mag2.com/ 登録と削除もこちらから

Copyright(C) 2000-2003 Toyohide Nakamura All rights reserved. 無断転載禁
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