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素晴らしい人生のために/今日の応援歌
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[202]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) ===============================
┠●┼┨ 発行/2004.01.07
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 202 号】
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●人生を生きていくとき、くじけそうになることはありませんか?
人生が素晴らしいものであるよう、素敵な言葉の応援歌を送ります。
ぜひ、お読みになった感想をお寄せ下さい。ほんの少しの言葉で結構です。

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◎明けましておめでとうございます
本年もご購読よろしくお願いいたします。

このメルマガの文章は今まで「転載禁止」としておりましたが、商業的な使用
をのぞいて自由にお使いいただけるようになりました。一人でも多くの人に、感
動と勇気を分けてあげて欲しいと思います。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2004 vol.202 -
テレビ寺子屋[がんばらない、あきらめない] 長野中央病院 内科医 鎌田 実
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長野県の茅野というところで、330床ほどの病院に勤務しているのですが、最
近考えていることがあります。うちの病院にはホスピスといって癌の末期症の方
々が入院している病棟があります。その人達を見ているといろいろな方がいるな
と思うのです。

決して無理に頑張らない、あきらめない、これが私の信念です。

人間というものは、自分の信念を持って生きると、想像を絶する力を発揮するも
のだということがわかりました。

中村哲也という人がいました。48才の大きな商社に勤める48才です。第一線
でバリバリやっていたのですが、肝臓に悪性の腫瘍ができて、それがほかに転移
して、入院してきました。

手術をした結果、退院して復職したのですが、それから彼は一念発起して気力と
体力を回復しようと階段を意識して昇り降りし始めたのです。社長からも今まで
通り仕事もやって、病気とも闘えと言われたので、心機一転したそうです。

それまで仕事一筋にやってきて、家庭を振り返ることもなかったのに気がつき、
それからは奥さんと一緒にデパートに行ったり、外で食事をしたりするようにな
りました。
会社に通勤するのも、健康を取り戻す為に、わざと一駅手前で降りて、歩いてい
るそうです。

その時、ふと道端にけなげに咲いている、可憐な草花に気がつきました。今まで
にも当然咲いていたのでしょうけれど、仕事に夢中になっていて、気がつかなか
ったんだということに改めて気がついたのです。
しみじみと、心に余裕ができたのだと、感銘を覚えました。そして新しい人生に
感謝して、ニコニコとそれから、8年間楽しく生きました。

ある年の9月、48才の女性が、癌であと余命3ヶ月ということで入院してきま
した。痛み止めの注射をして、痛みが和らいでくると、生きる力が湧いてきたよ
うです。長女が高三、次女が高ニで、彼女は長女が来年卒業するまで、何とか6
ヶ月生きていたいと思うようになりました。しかし、医者の目から見て、どうも
それは無理に思えました。でも彼女は必死に闘病生活に打ち込んで、とうとう目
的通りに長女の卒業式に、無事出席しました。

そうしたら、また来年の次女の卒業式にも出席したいという気持ちが猛然と起き
て来ました。そして奇跡的にあと一年いのちが延びました。残念ながら、卒業式
には出られなかったのですが、家で次女を見送り、ニ週間後に静かに亡くなられ
ました。
あとから娘さんに聞いたのですが、お母さんはずっと台所に立っていて、いつも
お弁当にお握りを作ってくれたそうです。お母さんのことを思い出すと、胸がい
っぱいになって、食べられなかったと言ってました。お母さんの心が娘さんに伝
わったのだと思います。

私は、かつてソ連のチェリノブィリ原子力発電所で事故があった時、そのあと処
理の為、通算65回医療援助で出かけました。10人の子供達の内、助けられな
かった子供も何人かいたのです。
その内のアンドレという子供のお母さんにお悔やみの挨拶をしたところが、思い
もかけず、大変感謝されたのです。当時のお金で2000万円以上の高度の医療
機械や資材を持って、援助活動を行ってましたので、そのことかと思ったら、そ
うではなく、ある一人の若い看護婦のことでした。

アンドレは白血病の為、骨髄移植の手術を受け、口内炎で食べ物が殆ど喉を通ら
ず、看護婦が食べ物を口に運んで食べさせようとするのだが、全然受け付けない
のです。
その看護婦さんが、何か欲しいものは無いのかと聞いても、首を振るばかりでし
た。何度か根気よく聞いてるうちに、ようやくパインナップルが食べたいと言い
ました。
2月のマイナス20度の寒い中、大雪の中、彼女は町まで探しに出かけました。
だが、どこにも無い。でも諦めずに一生懸命町中を尋ね歩きました。やがてそれ
が町中の評判になり、やっとパインナップルの缶詰めが一個見つかりました。

それを食べさせたら、それから少しづつ食べるようになりました。結局は、アン
ドレは助からなかったのですが、そのお母さんは、親切にしてくれたあの若い看
護婦さんに心から感謝しているのです。

人間とはたとえ死んでも心が通い合うという満足感が大事だなとしみじみ思った
ことでした。

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[203]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) ===============================
┠●┼┨ 発行/2004.01.14
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 203 号】
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◎本日の鈴木先生の言葉を、子育てに悩む現代社会に贈ります。

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2004 vol.203 -
テレビ寺子屋[子育てのツボ] 児童健全育成推進財団 常務理事 鈴木 一光
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人生は頭の中で考えたことと、その結果、行動したことの集大成がそこにある、
「あなたの姿」である。おいしいからと、無闇に食べて太ったからといって、誰
を恨むべきではない。みんな自分の責任だ。反面、人が遊んでいる時に、コツコ
ツと勉強したその努力の成果が立派に実を結んで、今日の自分があるという人も
いるだろう。
こうやって、講演会に聞きに来るのも、人さまざまで、誘われていやいや来た人
もいるだろうし、あるいは家にいるのが嫌でという人もいるかもしれない。中に
は、テレビに写って、それが縁でもしかしてスカウトされて、タレントになるか
もと、間違った考えを持って来たのかもしれない。
ともあれ、収録が終って、ホットした開放感がある。なんにもしないで、ぼうっ
としているよりはましでしょう。人生に山場ができる。

先日、宅間何がしが、死刑の判決を受けたが、頭の中にああいう行動をおこさせ
るような刺激ばっかり入れたからです。最初に両親、それから読んだ本や、友達
から、そういうことはいけないよということが入らなかったからです。
人間、生まれてから死ぬまで、今自分にとってなすべき大事なことは何だろうと
考えて、その結果行動したことの集大成が、泣いても笑っても現在の自分だとい
うことを、改めて、考えてみよう。

児童福祉法によると、18才を成人とみなすからには、子供とは0才から17才
までをいう。子供と大人の違いとは何かというと、子供とは大人になるまでの成
長発達途中人と言えます。発達というのは、昨日できなかったことが、今日でき
ることをいう。
皆さんは一輪車に乗れますか。殆どの方は乗れませんね。では10年経ったら乗
れると思いますか。練習しないとちょっと無理ですね。発達というのは、全て機
会を与えられて、練習しないと伸びないものです。だけど練習しない。なぜでし
ょう。
乗りたいという必要が無いからですね。一輪車は便利ですよ。雨の日には傘を差
して荷物が持てますよ。でもなかなか乗ろうとしない。車を運転できるから、一
輪車に乗りたいと思わないからです。

人間は動機がないとそう簡単にやろうとしない。だから動機付けをしないで、た
だ無理に勉強しなさいと押し付けても,そう簡単にうんと言わないで、問題が起
きやすいのです。納得しないと駄目です。

1,2才の時にはおしめを替えてもらって、おっぱいを貰いたいと思っているの
です。勉強しようとは思わない。塾に行こうとも思わない。ただ可愛がられたい
だけだ。
13,15、17になったら、風呂、金、飯しかものを言わなくなるのです。
0才から3才まではただ抱っこしてもらいたいだけなのです。一生懸命可愛がっ
ていいのです。抱き癖がつくなんて、心配する必要は無いのです。20才になっ
たらその癖は消えますから。
ただ子供というのは、17才になっても可愛がられたいものです。乳幼児の時に
その経験がないといつまでもそう思っているものです。

乳幼児から2才くらいには母性が必要なのです。母性というのは、女ということ
ではない。可哀想だ、抱きしめたい、庇いたいという気持ちです。この時には何
を子供に伝えたいかというと、(信頼と受容)なのです。つまり大人は信用でき
るぞ、自分が愛されている、可愛がられているという実感が必要なのです。

皆さん、0才の時の記憶がありますか。
お母さんのお腹の中の記憶がありますか。
「産道を通る時は狭くて苦しかったなあ」「おまけにお袋気絶してがいきまなか
ったんで、大変だったよ」ということは無かったでしょう。
0才から1才はまだ記憶力が作られてない。2才から3才でできてくるのです。
それまでは海馬とニューロンという神経細胞がまだ繋がっていないのだ。クリス
マスツリーの豆電球はあるが、ソケットがコンセントに差し込まれてないのだ。
だから、記憶力がないということは昨日のことを覚えてない。同時に明日のこと
も考えられないのだ。過去、現在、未来と繋がっていないのだ。今だけなのだ。
だから、何度でも同じ事を言わないとわからないので。
2才の子供が静かにじっと座って聞いているというのは、異常発達なのだ。もし
暴れたら家に帰ってから、静かにしないと駄目じゃないのと叱られるという恐怖
の記憶が脳幹に入る。だからこの頃は躾と教育は無理です。ただひたすらに愛す
るだけが必要なのだ。

3才から学校に入るまでの幼児期は父性が必要です。父性というのは男というこ
とではなくて、遠い将来にかけて、人と接していく上に、人から愛されるルール
を教える時です。足が自由になるが、自由には限界があるよということを教えな
ければいけない。つまり躾が大事になる。
集団の中に入っていく時に人に好かれるる方法を教えていく必要がある。箸を持
って、暴れたり、友達をぶったりしたら、その箸を取って、手をパチンと叩いて
「駄目でしょ」と毅然として親が叱らなければいけない。
せいぜい1分だけ。もし、しつこく30分、1時間も叱ったら子供は何で叱られ
ているのかわからなくなる。ただ相手だけ興奮して怒っているが、自分は楽しく
ないぞ、というので、反省しない。
しかも叱ったあとは数多く褒めることだ。二つ叱ったら三つ褒めというが、一個
多く褒めてあげて欲しい。

小学校の前期で大事なのは家族関係です。お前も家族の一員でみんなのお世話に
なっているのだからと(役割と責任)を教えて、何か役割を与えて、それをさせ
続けさせることが必要です。これが自立を自覚させる原動力になるのです。
女の子だったら、お母さんと一緒に買い物にいく。料理や洗濯の手伝い。男の子
はお使いや掃除とかやらせること。それによって家族関係の一員としてのプライ
ドを持たせる。

小学校の後期は仲間意識を教える。(協力して成し遂げる、競争心)あんな映画
を見て、よかったぞと教えられたら、自分も見て話をしようとする。本によって
(学び合う)ことだ。人間が高まってくる頃だ。

思春期というのは、師とか先生、異性を好きになったりして人生について悩む時
期です。この時は(苦悩と救済)悩んだ挙句、答えはでないけれど、人類はみん
な悩んできたのだということで、救いがでてくるのです。つまり(生きる)こと
を教えることだ。
いつから思春期かというと、子供が鏡を見るようになった時といえます。
この時、何を思っているかというと「鏡よ、鏡よ、鏡さん、私も幸せになれるか
しら」と自問自答しているのです。テレビで見ると、「お父さんは田村正和、お
母さんは黒木瞳、でもウチは何、とどと豚じゃない。こんなことじゃ私は幸せに
なれる筈はないじゃん」と、何を言ったって「ダセいよ」とテレビの言うことだ
けを聞いて、親の言うことを聞かなくなる。
この時、親は壁にならなければいけない。ずるずると「どうせ私はダサイのよ」
なんて負けていてははいけない。鍵をかけて自分の部屋に入れないなんてのは許
してはいけない。治外法権があるのじゃないから。
ノックするのは必要だけど、親の庇護のもとに生活しているんだということをは
っきりとわからせることが必要だ。
問題をおこした子供達の部屋をみると、外から自分の部屋に入れる構造なのが実
に多いのです。だからおじいさんおばあさんのいる家なら、子供の友達が遊びに
来た時に、ご免下さい、お邪魔しますと、ちゃんと挨拶をして、その前を通って
子供の部屋に入るくらいにさせなければいけない。
そんな友達じゃないと連れてこないでと言っていいんです。
それが人生教育の一端になるのです。

又、思春期の女の子はお父さんと一緒に風呂に入らなくなる。それはいろいろと
情報が入ってきて、お父さんとお母さんは神様みたいに思っていたけど、あんな
ことしてお父さん不潔と思うのです。どうしてお父さんだけが不潔と思われるの
かわからない。罪はお母さんも同じなのにと思うのですがね。
その時にお母さんの出番で、お父さんに「今、ちょうど難しい頃だから無理強い
したら駄目ですよ」と話して、お父さんが「そうか」と気をつけてくれれば、お
父さんのパンツを箸でつままれるということがなくなるのです。
この時に「いや、いいじゃないか」といったら、一生嫌われるおじさんのお父さ
んになるのです。

取り返しはつかないけれど、やり直しはきく。失敗したと思ったら、もう一度原
点に返って、愛することからやり直して下さい。手首を切って、自殺をする女の
子は、お母さんとの人間関係が幼い時からうまくいってなかったということが多
いのです。

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[204]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) ===============================
┠●┼┨ 発行/2004.01.21
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 204 号】
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----------◆CONTENTS◆------------------------------------2004 vol.204 -
テレビ寺子屋[イラクの子供達] 歌手、教育学博士 アグネス・チャン
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ユニセフの大使として世界各地へ出かけますが、事前のテレビや新聞による情報
で得た観念と実態とが違っているということがよくあります。自分の固定観念と
違っている点が多いです。悪い人だと思っていたのが案外善い人だったり、悲惨
だと予想していたのが、もっとその度合いがひどくて息を呑むこともあります。
ニュースでは、有名な人が亡くなったとか、大きな事件は報道されますが、実際
に現地に行ってみると、一般庶民のことがよくわかります。
6月にイラクに行って、悲惨な状況を見、なんでこんな戦争が起きたのだろう、
果して良かったんだろうか、悪かったのだろうか、わかりませんでした。

今日は6月にイラクに行って見てきたことについてお話しします。今年の初めか
ら、戦争がおきるのではないか、危険な兵器が隠されていて、私達に害を与える
のではないか、先に仕掛けてサダムを倒した方がいいといわれてました。もとも
と戦争とは、敵が攻めてきた時にするものだとされてましたが、今度は、もしか
したら敵が来るかもしれないという理論で、こちらから先に仕掛けていった戦争
です。
本当にこれで良かったんだろうかと、多くの人が疑問を感じているのです。

いろんな国で反戦運動が起きています。私は最初からなければいいなと思ってい
ました。というのは、イラクはこの20年間、子供が悲惨な状態でした。もとも
とイラクは石油の埋蔵量では世界第ニ位の豊かな国でしたが、イラン、イラクの
戦争と、10年前の湾岸戦争で、経済封鎖を受けて、平和を知らず、安定してい
なかった。

遂に3月に戦争が始まり、5月に終戦になりましたので、是非見て来たいと申請
したのですが、なかなか許可がおりませんでした。6月末にようやく南部のバス
ラに行けることになりました。もし日本の自衛隊が行くとしたらといわれている
そのバスラです。バスラは中東のパリと言われたくらいで、おしゃれな町で、川
のほとりにあり、文化や教育の程度も高かったのですが、着いてみたら、その面
影もありませんでした。

クウェートから砂漠を越えて、国境まで向かいましたが、国境では軍人がいまし
たが、越えたら米兵も英兵も誰もいませんでした。無政府状態に陥ってました。
すぐ車のドアを閉め、窓もしめてないと、子供達がドアを開けて乗り込んで、水
を盗るからです。石を投げつけるし、死のハイウェイといわれてました。

爆撃で数多くの戦車が破壊され、多くの戦死者もでました。劣化ウランの不発弾
もたくさん残っています。大人たちは放射能を警戒して近寄らないのですが、子
供達が戦車の部品を外したり、不発弾の信管や火薬を抜いて、鉄を売ろうとする
ので、事故がよく起きるのです。
ところが、問題は大人ならせいぜい足一本くらいですみますが、子供だったら、
トイレットペーパーの芯くらいの大きさの爆弾の爆発で、3人くらい死んでしま
うのです。

一個の爆弾で、かなり大きなビルもメチャメチャになるのです。町中のビルが壊
されたまま放置されているのです。おまけに残った物も略奪で荒れ放題でした。
でも全くの廃墟ではない。人が溢れている。仕事がなく、80%が失業中の男の
人がみんな町に出てきて歩いている。そして軍隊に向かって石を投げたりしてい
る。ものものしい雰囲気です。軍隊の方も重装備で迷彩服で、警備していて、戦
争は終った筈なのに、その気配がありません。
水の状況は、水道設備が破壊されたままで直っていないので、まだ行き渡ってな
い。だから、ユニセフが何百トンの水をクエートから、トラックで運び込んでい
る。
ユニセフがその作業をしているが、限界があります。そこで、子供たちは川に飛
び込んで、ついでにその水を飲んだりしているのです。
生水を飲むから、病気になる。止めさせようとするが、50〜60度という暑さ
だからどうしょうもない。せめて、沸かして飲んだらといったのですが、その燃
料がないのです。

やがて子供達と仲良くなり、ジュハンという9才の女の子の家に行きました。
家族は9人でしたが、上の二人の兄さんは親戚に預けられ、あとの二人の兄さん
は働きにでてました。イラクは96年から、オイルを出してフードを国連から三
分の二の人が配給を受けているのです。
見せてもらったのですが、小麦粉が少々と、砂糖とバターと豆が少しだけです。
勿論これだけでは足りません。肉や卵、野菜も必要ですが、当然お金が要ります
が、そのお金が無いのです。
そこで家族全員で物を貰ったり、学校が終って、6時間豆を売って働いて、やっ
と日本のお金で20円くらいの収入です。それでトマトが3個くらい買えるので
す。ここ数年来暖かいお湯を飲んだことがないという状態です。燃料が無いので
す。
プロパンは食事の時、パンと一緒に食べるスープを温めるだけなのです。それな
のに、ありったけのものを出してくれて、食べて下さいと勧めてくれるのです。
食事時になると、怪我している子供たちにもわけてあげているんです。聞いてみ
るとこの人達は私達よりもっと可哀想だから、お互いに助け合うのですと言って
ました。
私はそれまで、イラクの人が怖かったのですが、いい人たちだなと思いました。
戦争では、民間人は犠牲にならないと言いますが、あれは嘘です。あきらかに民
間人が犠牲になっています。

朝5時のお祈りの時、ミサイルが飛んできて、あっというまに、家が壊され、自
分の後ろに立っていた16才の子供があっという間に消えてしまったのです。殺
されたと泣きながら話してくれたお母さんがいました。隣の家は15人のうち、
10人死に、その隣は7人全滅です。学校をはさんで、英軍とイラク軍とが撃ち
合いをして、その銃弾で多くの子供達が犠牲になりました。それがもとでトラウ
マになり、軍人の姿を見たら、逃げてしまうという状態です。

一番辛かったのは病院に行った時です。病院は怪我している子供達であふれてい
る。薬も治療器具もないので、ドクター達が、私達に「助けて下さい」と真剣に
頼むのです。どうにも手のほどこしようもなく、目の前で子供が白血病で苦しん
でいるのを見ても、どうにもできないのです。三才の子供を抱いたお母さんがど
うせ助からなければ、私の手で殺してやりたいとドクターに訴えるそうです。
ドクターが泣いて、私達に助けて下さいと頼まれました。

イラクは民族の歴史も古く、文化も豊かで、たくさん石油もある。地下に埋まっ
ている石油のことに注目しないで、地上を走り回っている子供達のことを考える
べきではないでしょうか。
この子供達がお腹一杯食べられて、ちゃんとした教育を受けて、立派に成長して
イラクを復興してもらいたいのです。
今度の戦争がその幸せを奪ったわけですが、それに賛成した国と言われているの
で、責任を感じました。イラクの政府ができるまで、募金活動を続けていきたい
と思ってます。皆さんのご協力をお願いします。

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[205]
┏┯┯┓input-alpha/mail magazine ( 10 ) ===============================
┠●┼┨ 発行/2004.01.28
┠┼○┨ 素晴らしい人生のために/今日の応援歌 【 第 205 号】
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● 創刊200号記念、プレゼント/当選者発表 ●

200号記念の書籍プレゼントに多数の応募ありがとうございました。
下記の方たちが当選いたしました。おめでとうございます。
なお、当選者のメールアドレスは一部のみ表示してございます。

◎A「人づきあいをよくする話し方」中村豊秀・著 5名様に
ikdy@ , bestrunXXXX@ , tomomatXX@ , furuta@ , qyb08XXX@
◎B「中村天風・勝ちぐせのセオリー」鈴村進・著 1名様に
annann@
◎C「運命を拓く・天風瞑想録」中村天風・著 1名様に
masajunXX@
◎D「笑顔は地球語」福田純子・著 1名様に
bikkuriXX@

----------◆CONTENTS◆------------------------------------2004 vol.205 -
テレビ寺子屋[夫婦の歩み寄り] 伊勢青少年研修センター 中山 靖雄先生
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縁というものは本当にわからないものです。
世界でただ一人の私です。今しか、ここしかないのです。
今ここに座っている人も、人類が始まって以来、ずっと生き続けてきて、ここに
いるのです。どっかが一寸でも欠けていたら、今はないのです。こうして今、私
と皆さんと会っているのも、不思議なご縁で、会うべくして会ったものです。
子供は童心だけだが、大人は感情や計算がある。夫婦の出合いも奇しきご縁であ
る。いのちは皆のために働くが、心は自分の為に働く。

岡山の倉敷の小畑さんという知人からおいしい豆腐を送ってもらい、親しい知人
にお中元で贈った。そのうちの一人から、
「ありがとう。でももっとおいしい豆腐を知っているよ。」
と電話がかかってきた。折角贈ってあげたのにと、内心面白くないじゃありませ
んか。
「ああ、そうですか」と答えたら、
「先生がお好きなら、今度そのおいしいのを送ってあげましょうか」
と言われたので、
「いや、結構。私はそんなに食通ではないから」
と電話を切りましたが、どうも釈然としなかったです。ああ、この人にはもう二
度と贈るまいと思いましたね。

もっと、別の言い方もあったんではなかったでしょうかね。
「先生、この間、贈って下さったのも、とてもおいしいお豆腐でしたが、関西に
又別においしいお豆腐がありますよ。」
とでもも言われたら違ってたと思います。

でも、その時ふっと思ったのですが、彼が「本当に先生が好きなら、是非送って
あげたい」と思って言ってくれたのかも知れない、ということです。そういうも
う一つ奥の、深いところの自分に出会うことが大切です。

実が落ちて、種が出る。そして根が生える。やがて幹になり、枝が出て、花が咲
き、実がなり、また実が落ちて種が出る。種はみんなの中にある。
これを輪廻転生という。

「雨風を、受けて根を張る、草ぐさの、種に秘めたる、花のたしかさ」
人生の出会いも同じように、苦しいこと、辛いことをに出会い、それを乗り越え
て、美しい花を咲かせるのだ。出会いは種が自分自身に出会うために、この一つ
一つを与えてくれる。自分が綺麗な花になるように磨きをかけていく。

先日、講演に家内と二人で山形に行き、温泉に泊まりました。家内が大風呂に行
こうと言うので、
「私は目が一寸見えにくくなっているので、あとから部屋の風呂に入るよ。TV
を見ているから、一人で行きなさい」
「それじゃ行ってきます」と出かけました。
その瞬間、ぱっとテレビが消えました。同時に部屋の電気まで消えて、真っ暗闇
になりました。一瞬何が起きたのか、わけがわかりませんでした。やがてわかり
ました。家内がカードキーを抜いて持っていったからです。腹が立ちましたがど
うする事もできず、40分ほど真っ暗闇にポツンと座って待つしかありませんで
した。これはなかなか大変ですよ。

やがてやっと帰ってきて「あら、何で、こんなに暗くしているの。明るくすれば
いいのに」と言うんです。ますます、頭にきますね。
「さっき食事に行った時、カードを抜いたら暗くなった経験があるじゃないか」
「御免なさい。折角テレビを見ておられるから、帰ってきた時、邪魔したらいけ
ないと思ってキーを抜いて持って行ったのです。気がつかずにすみません。」
それ位では納まらず悶々としましたが、考えてみれば、家内は善意でやっている
のです。

男は長生きするのに、奥さんを大事にしなければいけないと思います。先日ある
方から、お聞きしたことですが、夫が呆けても最後まで覚えているのは、奥さん
の名前で、奥さんが最後まで覚えているのは、子供の名前で、呆けはじめて最初
に忘れるのは、主人の名前だそうです。なにかぞっとしました。無理もないと思
います。命に代えて子供を産んで、育てたのですから。女房が何かすることを通
じて、出会いの幸せを掴み、自分が育てられ、どう喜びに変えるか。

夫婦の間でどんな風に女房を通して自分にに出会えるか。どうにもならない出会
いがどんなにか大切か。今の出会いを素直に喜ぶ。夫婦の仲で、もう少しどうや
ったら喜んでくれるか。どれだけ歩み寄れるか。ちょっぴり考えてみましょう。


3年前飛行機に乗りたくなくて、空港で脳梗塞で倒れた時、医者に「飛行機に乗
らずに良かったですね。もし乗ってたらそのまま天国に行ってたかも知れません
よ」といわれました。

「喜べば、喜びごとが、喜んで、喜び合って、喜んでくる。」

今の出会いをどう喜べるか。今までどういう思いで、どう喜んできたか。
ご主人がブラウスを買ってきてくれた時、
「幾らしたの?これ。まあそんなにしたの。もっと欲しいものがあったのにね。
ちょっと相談してくれたらよかったのに。大体あなたはセンスがないんだから。
もしわからなかったらお金でくれたらよかったのに」
なんて言ってませんか。
ここまで言われたら、二度と買う気がしないでしょうね。

もし、こう言ったらどうでしょう。
「まあ、嬉しい。とてもいい柄ね。今日の寺子屋に来て行くようにと買ってきて
くれたのね。早速よそ行きにしましょう」
「ばーか、それは普段着にしなさい。よそ行きはもう一枚買ってあげるよ」
と言いたくなるでしょう。

何年か前、まだ今のJRが国鉄といった頃の話ですが、ある国鉄の機関紙にこん
な記事が載ってました。
ご主人がいよいよ定年になり、最後の新幹線乗務の日に、奥さんが書いた手紙で
す。

「バックの中からこんな手紙が出てきて、驚かれたことでしょう。ごめんなさい
ね。あなたのさいごのご出勤、どんなふうにお送りしようかとみんなで話してい
たのですが、実は先日、会社の中田さんからお電話があって、
ご主人の最後の乗務を、できれば新幹線開業の記念の大阪発のにしてあげたいと
思いますが、そうしたら前日に大阪泊まりになるので、最後の日にお宅から出勤
できなくてごめんなさい。このことはご主人に言ったら、そんな特別配慮はいら
ないと言われると思いますので、内緒にしてるので、奥さんも内緒にしていて下
さいということでした。
あなたって、みんなに大事にされていてとても幸せなお方ですね。明日は最後の
あなたの恋人、新幹線と最後のデート、天気予報は晴れ、きっと富士山もよく見
えることでしょう。楽しんできてください。
本当なら、東京駅で花束を持ってお迎えしたいのですが、きっと又、あなたに叱
られると思いますので、家族みんなで家でお待ちしています。
家庭と仕事とどっちが大事なのと文句を言ったこともあったけど、明日はご無事
でお帰りを待ってます。古女房より」

なにか日本の夫婦の原風景を見たような気がします。

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IA magazine 素晴らしい人生のために 毎週水曜日発行(週刊誌) No.205

責任■小林高一/インプットアルファ現代情報研究所 ko-ko@bb.futaba.ne.jp
執筆■中村豊秀/ヒューマンコミニケーションセンター LDJ04070@nifty.ne.jp
配信■まぐまぐ 0000026706 http://www.mag2.com/ 登録と削除もこちらから

Copyright(C) 2000-2004 Toyohide Nakamura All rights reserved. 商業使用禁
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